「3年になるのに時間は止まったまま。何にも変わらない。復興は見えない」。飯舘村長泥(ながどろ)区長を務める鴫原(しぎはら)良友さん(63)は、東京電力福島第1原発事故から3年を前にしてそう語りました。 ■牛飼育を生業に
大震災から3年 被災地は今・・住民に新たな線引き 福島進まぬ復興
除染の汚染土を庭に保管していることで、1年半前に取材した福島市渡利地区の太田イネさん(90)を訪ねると、汚染土の上にかぶせたシートが青から緑に変色しただけでした。2012年5月に除染した時の汚染土を入れた45リットル容器
東日本大震災3年・・政治は被災地の努力に応えよ
死者、行方不明者あわせて約1万9千人にのぼる大惨事をもたらした東日本大震災の発生から丸3年です。巨大地震と大津波、東京電力福島第1原発事故が重なった前例のない“複合災害”は、いまも全国で約27万人に不自由な避難生活を強い
東日本大震災、福島原発事故から3年を迎えるにあたって・・2014年3月11日 志位和夫
未曽有の大災害となった東日本大震災と福島原発事故から3年が経過しました。あらためて、犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者のみなさんにお見舞いを申し上げます。住まいや仕事を失い、生活再建への展望もなかなか見
きょう東日本大震災3年 本紙「300人実態調査」 被災者環境深刻な悪化・・「仮設から移れない」57%■生業の再建困難63%/避難生活もう限界
「次の住まいの見通しはたたず、仮設から出られない」―。多くの人々の命と生活の基盤を奪った東日本大震災から3年。避難者は全国で約26万7000人で、9万7000人の被災者がいまだに仮設住宅暮らしを余儀なくされています。本紙
原発推進許されぬ・・参院予算委 井上議員追及
10日の参院予算委員会で質問した日本共産党の井上哲士議員。福島原発事故の教訓も踏まえずに、原発推進に突き進む安倍政権を正面から批判しました。 井上 「新増設ないといえるか」 経産相 「次のステップだ」 井上氏は、政府の
福島第1事故3年・・「原発ゼロ」こそ被災地の願い
「福島の原発事故は今も続いている」「なぜ国はすぐ廃炉にさせるといえないのか」―。東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故から3年を前に東京で繰り広げられた「原発ゼロ 大統一行動」は、「福島を忘れるな! 再稼働を許すな!」
東日本大震災3年・・被災地の女性が撮った写真と「声」/フォトボイス展 東京
被災3県の女性たちが2011年6月から災害の爪あとや生活にカメラを向け、被災地の実情を発信しています。30人の写真とメッセージを紹介する「Photovoice(フォトボイス)展」が3月16日まで、東京で開かれています。
被災3県 現状と課題・・斉藤信党岩手県議団長に聞く
大震災津波から3年がたちましたが、いまもピーク時の約9割の被災者が狭くて寒い仮設住宅での生活を余儀なくされ、ストレスで心の不安を募らせ、我慢の限界に直面しています。県南の被災地で、津波で夫を亡くした女性が高台移転が決まっ
大震災から3年 被災地は今④・・実情踏まえ住民合意で/防潮堤計画
東日本大震災の大津波に襲われた被災3県で進められる防潮堤建設計画・・。「住民の生命・財産を守るため」を大義名分に、「防潮堤の高さは変えない」とかたくなな態度を取ってきた宮城県ですが、「こんな高い防潮堤はいらない」「環境や
原発ゼロ、再稼働ノー 大統一行動・・3万2000人熱気 安倍政権に突きつける/再稼働やめ原発ゼロともに 3・11めぐり各地で行動る
東京・日比谷野外音楽堂、霞が関一帯、国会議事堂周辺が9日、「原発ゼロ」を訴える人たちであふれました。首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、さようなら原発1000万人アクションの3グループが共同してとりくんだ
風評被害に懸念の声・・地下水放出東電、漁業者に説明/福島第1原発
東京電力と資源エネルギー庁は3月7日、福島県いわき市で地元漁業者の会合に出席し、福島第1原発で汚染される前の地下水をくみ上げ海に放出する計画について説明しました。計画は汚染水対策の一環。漁業者からは、地下水の放射性物質検
東日本大震災3年・・福島 残る被災そのままの姿/放射陛焼却灰 安全優先の行政を・・千葉地裁支部口頭弁論で住民
東日本大震災の大津波で被害を受け、東京電力福島第1原発の事故で避難を強いられた原発周辺の住民たち。被災から3年、いまだに深い傷痕が残っています。 (東日本大震災取材班) 福島県いわき市の飲食店経営の女性(54)は、
上から目線の復興モデル・・被災3県現状と課題 横田有史党宮城県議団長に聞く
震災から間もなく3年がたちますが、宮城県では、今でも3万6997戸、8万8006人(1月現在)の被災者が仮設住宅で暮らしています(ピーク時の約7割)。プレハブ仮設住宅だけで見ると、ピーク時の8割です。復興の一番の課題であ
東日本大震災3年・・福島の教育復興へ交流 教育団体がシンポ
福島県の市町村教育委員会、PTA連合会、福島大学などの教育団体がつくる「大震災後の福島県の教育復興を進める会」は3月8日、福島市で「福島の未来を創る」をテーマに第3回のシンポジウムを開きました。 三浦浩喜・福島大学教授は
「オール福島」の声大きく・・被災3県現状と課題 神山悦子党福島県議団長に聞く
東日本大震災・原発事故から間もなく3年になりますが、今もふるさとに戻れずにいる福島県民は約13万5千人、そのうち約4万8千人が県外に避難したままです。震災関連死は1660人余で直接死を上回っています。原発事故は収束どこ
岩手 水産業、復興へ歩む
東日本大震災の津波で岩手県の沿岸部も大きな被害を受けました。主要産業の水産業の設備再建や集団移転のための宅地造成など復興への歩みがみられます。 (東日本大震災取材班) 大船渡市では漁港が破壊され、漁船やカキの養殖い
再稼働黙ってられない・・京都市で集会とデモ
東日本大震災・福島原発事故から3年目を迎えるのを前に、京都から原発のない社会をめざし、原発再稼働反対をアピールしようと3月8日、京都市東山区の円山音楽堂で「バイバイ原発3・8きょうと」が行われました。主催は同実行委員会。
「福島に原発いらない」・・県内3市の集会に5300人
東京電力福島第1原発事故から3年を目前にした3月8日、「原発のない福島を! 県民大集会」が福島県郡山、福島、いわき3市を会場に開かれ、全国各地からの参加者も含めて5300人が集いました。 福島県労連や民主団体、日本共産党
上関原発建設撤回まで・・山口、7000人が集会
3月11日で、東京電力福島第1原発事故から3年になります。8日、被災地・福島や原発建設計画がある山口など全国各地で「原発ノー」や「原発のない社会を」と訴える行動がありました。原発再稼働に前のめりになる安倍政権を包囲する全