東京電力福島第1原発事故で、ほぼ全域が避難指示区域に指定されている福島県楢葉町は4月21日、多くの住民が避難する同県いわき市で町政懇談会を開催しました。帰還の時期や条件について住民から意見を聴き、5月中に帰還の可否を判断する予定。
町政懇には松本幸英町長らが出席。健康管理体制の整備やインフラの復旧など、帰還の前提条件となる12項目について取り組み状況を説明しました。
楢葉町は昨年(2013年)5月に策定した復興計画で、今春に帰還の可否を判断するとしていました。松本町長は町政懇の意見を参考に「5月のいずれかの時期に、帰町するか判断させてもらう」と話していました。