経済産業省資源エネルギー庁と東京電力は4月25日までに、福島第1原発で原子炉建屋周辺の土を凍らせて地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」について、同原発で実施した小規模実験で遮水効果を確認したことを明らかにしました。
凍土壁は汚染水増加抑制策の一環。エネ庁と東電は6月に着工したい考えですが、原子力規制委員会は安全対策などの説明が不十分として認可していません。
東電は3月、約10メートル四方の場所に土壌を凍らせる管を1メートル間隔で埋め込み、実証実験を開始。今月15日と23日には、土中の温度がマイナス10〜同20度まで低下しました。