東京電力福島第1原発事故で福島県やその周辺から避難した住民らが事故発生から3年となる11日を控え、生活基盤を奪われたとして国と東電に慰謝料などの損害賠償を求める訴訟を14地裁で起こすことが3月2日、分かりました。仙台、さ
移転用地 首長に任せて 町長、国の対応を批判・・岩手・大槌 3年の集い
岩手県大槌町で3月2日、被災者本位の要求実現を目指し、「東日本大震災津波 三年のつどい」が開かれました。東日本大震災津波救援・復興県民会議が主催し、会場いっぱいの約250人が参加しました。 大槌町の碇川豊町長が「3・11
「福島を忘れない」・・原発ゼロの未来つくろう 名古屋大集会
東日本大震災・福島第1原発事故の発生から3年を控えた3月2日、名古屋市で「3・11さよなら原発in愛知 明日につなげる大集会」(同実行委員会主催)が開かれました。会場を熱気で包んだ1500人の参加者は、集会後に市内をパレ
配管弁をすべて施錠・・福島第1 汚染水漏れ東電が防止策
東京電力は2月28日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で100トンあまりの高濃度汚染水がタンクから漏れた問題で、再発防止策を発表しました。 水漏れは、満水状態のタンクにつながる弁が本来閉まっているはずなのに開いていた
南海トラフ地震がれき推計・・東日本大震災の11倍
環境省は2月28日、南海トラフ巨大地震が起きた場合、津波や火災で倒壊した建物などのがれきと津波堆積物の総量が最大で東日本大震災の約11倍に当たる3億4900万トンに上るとの推計を明らかにしました。全国の焼却施設や埋め立て
川内原発近く活断層か・・市民団体発見 九電に調査要請/鹿児島
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)周辺の断層を調べている市民団体「川内原発活断層研究会」と立石雅昭新潟大名誉教授(地質学)は2月28日、「原子炉から東へ800メートルのところで活断層の疑いがある断層を発見
光求め被災者は苦悶・・福島から北海道に避難 中里範忠さんの手記
離散した地元住民にミニ新聞・・今も解除されない20キロ内外 東日本大震災から3年がたとうとしています。東京電力福島第1原発の事故で避難生活を余儀なくされている福島県民は、いまなお13万7306人(1月現在)います。南相馬
放射線量測定の位置情報に誤り・・規制委公表
原子力規制委員会は2月28日、福島第1原発周辺の空間の放射線量を継続的に測定している地点に関して、一部に住所や緯度経度の誤記が見つかったと発表しました。全地点について精査を行い、訂正作業をおこなうとしています。 規制庁に
被ばく最大32ミリシーベルト・・福島第1 4号機燃料作業で東電試算
東京電力は2月27日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールで行われている燃料取り出し作業について、完了するまでの作業員の被ばく線量は最大で約32ミリシーベルトに上るとの試算を明らかにしました。 東電によると、取り出した
官邸前行動「エネルギー基本計画 政府案撤回を」・・再稼働ありき、怒る
首都圏反原発連合(反原連)は首相官邸前抗議行動を2月28日、行いました。参加した2000人(主催者発表)は、エネルギー基本計画の政府案で原発を「重要なベースロード電源」と位置づけて再稼働を推進する安倍政権に、怒りの声を上
街と市民の命守るために 大間原発差し止め訴訟への思い・・工藤春樹函館市長に聞く
全国で初めて自治体による原発差し止め訴訟を起こす北海道函館市の工藤春樹市長に、思いを間きました。同市は、電源開発と国を相手どり、建設中の大間原発(青森県大間町)の建設差し止めを求めます。 3・11以前は私自身も「安全神
原発増設、近く合意へ・・インド・ロシア
【ニューデリー=時事】インド外務省は2月26日、南部タミルナド州にあるクダンクラム原子力発電所3、4号機の増設について、近くロシア側と合意に達するとの見解を示しました。両政府は2007年に増設で基本合意しましたが、原発事
浜岡地震・津波対策・・規制委の審査始まる
原子力規制委員会は2月27日、巨大地震の想定震源域に立地する中部電力浜岡原発4号機(静岡県御前崎市)について、新規制基準への適合性を審査する初の公開会合を行いました。14日の中電の申請を受けたもので、この日は中電が申請内
玄海廃炉へ追加提訴・・新たに351人「原発なくそう」/電気料金が過去最高
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の廃炉を国と九電に求めている「原発なくそう!九州玄海訴訟」の第9次提訴が2月27日、佐賀地裁であり、新たに351人が原告となりました。原告総数は7488人となり、全国の原発訴訟では最多です
“原発トラブル隠し”86件 衆院予算委・・笠井氏が「エネ計画」案撤回要求
日本共産党の笠井亮議員は2月27日の衆院予算委員会で、原子力規制庁が福島第1原発の事故後、199件のトラブル・事故を把握しながら、過少に報告する“トラブル隠し”をしていたと告発。政府が取りまとめた「エネルギー基本計画」案
福島の現実 復興への願い・・大震災から3年‐‐NHKスペシャルが特集7本
東日本大震災から3月11日で3年。NHKスペシャルは、1日から11日にかけて震災関連番組7本を放送します。 「空から見た大震災」(3月1日、後9:15) 東日本大震災をヘリコプターや宇宙から撮影した動画や画像など、人類
事故時の跡、今も・・東電、中央制御室を初公開
東京電力は2月26日、福島第1原発1、2号機の中央制御室を報道各社に初めて公開しました。津波で電源を失い、運転員が暗闇の中、原子炉の水位を「+40cm」「+50cm」などと計器の横に書き留めた跡が今も残っていました。 中
汚染水漏れ 警報を放置 「稚拙なミス」・・規制委員長 「東電の体質問題」
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でタンク上部から高濃度の汚染水約100トンがせき外に流出した問題が、2月26日開かれた原子力規制委員会の定例会で報告されました。委員から東電の対応に「極めて稚拙なミス」など批判
ベースロード電源・・原発事故の反省、忘れたのか
「福島原発事故の後、原発を動かすことは、犯罪的です」「原発を即時ゼロとすべき」「原発も戦争もいやです。子どもや孫を死なせたくありません」―。経済産業省が行ったパブリックコメント(意見公募)にこうした声が相次いでいるにもか
エネルギー基本計画政府案・・福島は置き去りか
東京電力福島第1原発事故から3年を目前に安倍晋三政権が発表した「エネルギー基本計画」案は、いまだに14万人が避難生活を送っている現実を直視せず、原発推進・再稼働へと突き進もうとしています。 (金子豊弘、佐久間亮) 原発