東京電力福島第1原発の地下水バイパス計画で使用するくみ上げ用井戸から、放出基準を超える放射性物質が検出された問題で、東電は4月20日、くみ上げ停止中の井戸で18日に採取した水の放射性トリチウム濃度は、1リットル当たり1200ベクレルと放出基準値(同1500ベクレル)を下回ったと発表しました。
東電は、再測定でも基準値を下回れば、この井戸でのくみ上げを開始する方針。
地下水バイパスは、12カ所の井戸でくみ上げた水を一つのタンクにため、基準値を下回ったことを確認してから海に放出する計画。しかし、最も南側にある井戸で15日に採取した水から基準値を超える同1600ベクレルのトリチウムが検出されていました。