関西電力は美浜原発(福井県美浜町)敷地内破砕帯(断層)に関して追加調査を行う方針を、1月15日の原子力規制委員会の専門家会合で示しました。会合は昨年12月に行われた規制委専門家チームの現地調査の評価をするために開かれたも
原子力機構「もんじゅ」虚偽報告・・保全計画確認 作業中を「完了」
日本原子力研究開発機構は、1万点を超える機器の点検漏れが発覚した高速増殖炉「もんじゅ」で、原子力規制委員会の指摘を受けて見直した、機器の保全計画の確認作業が終わっていないにもかかわらず、見直しが「完了した」と規制委に報告
過去最悪240万ベクレル 福島第1の海側地下水
東京電力は1月14日、福島第1原発2号機タービン建屋海側の観測用井戸で13日採取した地下水から、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が1リットル当たり240万ベクレル検出されたと発表しました。9日採
原発固執 雇用規制緩和も、財界代弁し政策決定に関与・・経団連次期会長の榊原定征氏
経団連の次期会長に東レ会長の榊原定征(さかきばら・さだゆき)氏が内定しました。榊原氏は政府の産業競争力会議の民間議員を務めています。会議の場で財界利益の代弁者として、安倍政権の政策決定に関与してきました。 多くの国民が「
規制委員会 審査の現場から・・地震時の強度考慮が不十分
原発再稼働の前提となる新基準適合性審査会合で1月14日、九州電力は川内原発1、2号機の使用済み核燃料貯蔵施設への重量物落下防止策を説明。規制委側からクレーンのレール強度評価などが地震時の考慮が不十分との指摘を受け、再度説
福島原発生業訴訟 東電過失の有無 審理へ 福島地裁裁判長が明言・・原告側「大きな一歩」 “大地汚された怒り…過ち認めて
国と東京電力に原状回復と損害賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟第4回口頭弁論が14日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれました。 争点の一つは、東電の過失の有無を審理するかどうか。被告は原子
廃炉こそ福島の声・・安倍政権が狙う原発推進「エネルギー基本計画」に怒り
安倍晋三内閣は、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置づけて推進するエネルギー基本計画を閣議決定しようとしています。これにたいして、原発事故の被害に苦しめられている福島県から怒りの声があがっています。
伊方原発とめまっしょい・・☆松山でシール投票
伊方原発停止2周年の1月13日、「伊方原発とめまっしょい☆若者連合」は、松山市の坊っちゃん広場で「伊方原発、これからどうしたい?」シールアンケートに取り組みました。7人が参加。38人の青年らと対話し、「伊方原発再稼働反対
避難指示の4月解除案・・旧警戒区域で初 田村市で3者会合
東京電力福島第1原発から20キロ圏内の福島県田村市都路(みやこじ)地区で1月12日、国と市、地元住民の3者会合が開かれ、政府側が同地区に設定してある避難指示を4月に解除する意向を示しました。実現すれば旧警戒区域で初。参加
大銀行“損しない“カラクリ”・・東電向け融資 原発賠償より自らへの弁済優先
取りはぐれない「私募債」に無担保から置き換えさせる 福島第1原発事故を引き起こした東京電力への貸し手責任が問われるメガバンク(巨大銀行)などの金融機関は、弁済期限が到来した、もともと無担保だった東電の借入金を、「私募債」
「全神話」見破る力を・・福島県民政協が教育集会
「『安全神話』を見破る力を、命を守り平和を創る学びを、子どもたちとともに」をテーマにした集会が福島市で1月11日と12日に開かれました。福島県民教協(福島県民間教育研究団体協議会)が主催し、教職員、保育士ら121人が参加
被災者に野菜と心届けて・・被災者を支援する共産党員 佐々木智子さん(73)
福島市の中心部から吾妻(あづま)連峰に向かってバスで走ること40分。「佐々木牛乳のところでお願いします」と運転手に告げると「憲法は日本の宝」と大書した看板が出ているところで降ろしてくれます。佐々木智子さん(73)の家の前
震災・原発・・復興へ願いを胸に成人式/福島の子がスキー
友人の分も背負って・・宮城・石巻 宮城県石巻市では1月12日、市内6地区の成人式が開かれました。 会社員の今野竜也さんは「震災からの復興を、若い世代が中心になってやっていけるようにしたい。津波で亡くなった高校時代の友人の
「福島支援にもっと力をそそげ」・・宮崎駿監督、仏紙に語る
【パリ=浅田信幸】アニメ映画の宮崎駿監督が1月11日付の仏紙リベラシオンに掲載されたインタビューで、「もっと公正な社会を切望する」「五輪よりも被災地福島支援にもっと力をそそぐべきだ」と語りました。 監督は福島原発事故につ
汚染水作業 福島地検 関電工を不起訴・・告発作業員 民事訴訟へ
東京電力福島第1原発事故の緊急作業で高汚染水被ばく事故により健康不安にさらされている元原発作業員の男性(47)が、所属会社と元請け企業の関電工(東電子会社)に対し労働安全衛生法などに違反するとして刑事告発した問題で、福島
地下水汚染 最悪220万ベクレル・・福島第1海側
東京電力福島第1原発で放射性物質に汚染された地下水が海へ流出している問題で、東電は1月11日、海側の観測用井戸で9日に採取した地下水から全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が1リットル当たり220万
風力1位 スペイン電力源・・昨年 温暖化ガスも23%削減
【パリ=浅田信幸】スペインの風力発電が2013年の最終消費電力の21・1%を占め、電力源の第1位となったことがこのほど明らかになりました。風力を含む再生エネルギーの開発が進んだことに伴い温室効果ガスの排出量も23%削減さ
福島第1原発 放射線量 基準の8倍・・敷地境界 汚染水タンク影響
原子力規制委員会と東京電力は1月10日、東電福島第1原発の敷地境界付近の放射線量が、汚染水をためるタンクなどの影響で、廃炉に向けた実施計画の基準「年1ミリシーベルト未満」の8倍に当たる8ミリシーベルトに上り、試算した10
捨てていた温泉の湯で発電・・約120世帯分供給 自然エネ実験中/長崎・雲仙市 小浜温泉
海に沈む夕日の名所で知られる長崎県雲仙市の小浜温泉。豊富で高温のお湯を使った発電の取り組みが注目されています。 (武田祐一) 「これまで捨てられていたお湯を使って発電するので、環境への影響が少ない」というのは一般社団法人
家族バラバラ 苦渋の選択わかって・・普通の暮らし取り戻したい/福島→大阪 母子避難
原発賠償関西訴訟原告団代表・・森松明希子さん(40) 「普通の暮らしを奪われた、普通の人が、普通の暮らしを取り戻すために立ち上がるしかない」・・。こう語るのは東京電力福島第1原発事故で、福島県郡山市から大阪市に母子避難し