きょうの潮流

 原子力規制委員会が新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原発の「運転禁止命令」を解除しました。解除決定と合わせ東電に対し、「運転を適格に遂行するに足りる技術的能力がないとする理由はない」という、原子力事業者としての適格性も認

原発事故避難者の2023年たたかい(下) 推進転換 安全な社会を 「原子力ムラ」いいなり批判

 公害被害や中国残留孤児など人権裁判に長年関わってきた、福島原発被害弁護団共同代表の小野寺利孝弁護士は「ふるさとを奪われ新しい場所で生活することがどんなに大変か想像してほしい。被害者は『自分たちのような人を二度と出してく

原発事故避難者の2023年たたかい(上) 屈したら再び被災起きる 最高裁は「国の責任を認めよ」

 東京電力福島第1原発事故の教訓を投げ捨て、岸田文雄政権は原発回帰に大きくかじを切りました。原発被害者が国と東電に損害賠償を求めた原発避難者訴訟の原告や弁護士らは、最高裁で国の責任を認める判決を勝ち取るたたかいを続けてい

柏崎刈羽原発 運転禁止解除か 「適格性」の判断 規制委に力なし 新潟大学名誉教授 立石雅昭さん

 東京電力柏崎刈羽原発をめぐり原子力規制委員会が20日、運転禁止命令について27日に最終判断すると決めたことに、同原発の問題に詳しい立石雅昭・新潟大学名誉教授からコメントを寄せてもらいました。  規制委は2017年暮れ、