8日の原子力規制委員会の定例会合で、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の審査など、5件計237万2900円の審査申請に関する手数料の徴収漏れがあったことが報告されました。
原子力規制庁によると今年9月、核燃料体に関する審査中のグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF―J)から、申請手数料を納入していないと連絡がありました。規制庁が、過去5年間分の原発などの許認可申請を確認したところ、GNF―Jを含む5件について、納入告知書を発行した記録がなく徴収実績もないことが分かりました。
他の4件は、東電柏崎刈羽原発6、7号機に関する3件と中国電力島根原発2号機に関する審査申請。GNF―Jの件以外は、審査が終了しています。
規制委は今後、手数料未納の事業者に対して手数料の納入を依頼。担当者以外の職員が事務手続きの実施状況を確認する仕組みを導入するなど是正処置を実施します。
規制委では、今年に入って検査に関する手数料の徴収漏れが報告されており、他にも徴収漏れがないか過去5年分の徴収実績を調査するとしています。
(「しんぶん赤旗」2025年10月9日より転載)