政権に決断迫る・・東京 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から2年9ヵ月を迎えた12月11日、全労連は震災復興を訴え、原発ゼロの署名を呼びかけるイレブンアクションを東京・御茶ノ水駅前で行いました。秘密保護法で原発情報
プルトニウム溶液固化へ・・東海再処理施設 規制委が方針
原子力規制委員会は12月11日、日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)に保管してあるプルトニウム溶液と高レベル放射性廃液の固化処理をおこなうことを認める方向を確認しました。 再処理施設などに対する新規制基
海側井戸、150万ベクレル・・福島第1 濃度さらに上昇/トリチウムの放出も検討課題
東京電力は12月10日、福島第1原発1、2号機の海側にある観測用井戸の水からストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり150万ベクレル検出されたと発表しました。採取日は9日。この井戸では、放射性物質
福島第1原発 別の排水溝からも汚染水・・直接、外洋に流出か
福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、汚染水漏れタンク近くを通る排水溝とは別の排水溝からも、国の基準を超える放射能汚染水が直接外洋に流出している可能性があることが12月11日までに分かりました。 汚染水が検出されたの
福島に生きる 秘密保護法は原発も隠す・・南相馬市で金曜行動 川口良市さん(75)
川口良市さん(75)は戦争が終わったとき「絶対に勝つと言っていたのになぜなの」と、大本営発表を信じてきたことへの疑問がわきました。 生まれ育ったのは山梨県。結婚して妻・豊子さん(72)の実家である福島県南相馬市に住むよう
消された「エネルギー基本計画」原案 原発ゼロ(下)・・国民の声を徹底排除
「市民軽視がはなはだしい。COP19(気候変動枠組み条約第19回締約国会議)で発表した温室効果ガス排出量を1990年比で3・1%増加させる温暖化対策も、今度の『エネルギー基本計画』原案も、国民の声を全く聞こうとしない。秘
「フクシマ」で高校生と地域を学ぶ①・・第1原発の町での始まり
私は、高校の社会科教師です。教師になって24年目、51歳になり、組合では書記次長を務めています。未熟な教師で、教職に向いていないと今でも時々落ち込みます。同僚や組合の仲間たちに励まされ、そして何より目の前の生徒にエネルギ
消されたエネルギー基本計画案 原発ゼロ(上)・・再稼働へ、新「安全神話」
東京電力福島原発事故後、国民がつくりだした「原発ゼロ」の本流と、安倍晋三政権の「原発推進」の逆流が激しく衝突しています。経済産業者が12月6日に発表した「エネルギー基本計画」原案は、原発を「重要なベース電源」と位置づけ、
海洋連続監視装置3台導入・・東電が計画
東京電力12月9日、福島第1原発周辺の沿岸での海洋連続モニタリングのための装置を3台導入する方針を明らかにしました。原子力規制委員会の海洋モニタリングに関する専門家会合で報告しました。 東電は、福島第1原発前面の港湾出口
美浜原発調査 関電データ不十分・・島崎規制委員長代理が会見
関西電力美浜原発(福井県美浜町)の現地調査を終えた原子力規制委員会専門家チームの島崎邦彦委員長代理は12月8日会見し、同原発東1キロに位置する活断層「白木(しらき)‐丹生(にゅう)断層」と原発敷地内の破砕帯(断層)との連
海洋地殻最下部の石石を初採取・・ガラパゴス沖で海洋機構など
東太平洋のガラパゴス諸島西方の深海底を米探査船「ジョイデス・レゾリューション」で掘削し、海洋地殻の最下部を構成する岩石を世界で初めて採取したと、海洋研究開発機構や北海道大、金沢大、岡山大などの国際研究チームがこのほど科学
仮設タンクから 最大40トンあふれ・・福島第1原発
東京電力は12月7日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の4号地下貯水槽近くに設置中の仮設タンクで最大で約40トンの水があふれたと発表しました。 新たに設置するタンクの水張り試験の準備のためにポンプでろ過水を注いでいた
『原発ホワイトアウト』・・現役官僚が原子力村告発
『原発ワイトアウト』(講談社・1600円)が版を重ねています。原発再稼働をめざす政官財の癒着を告発する小説です。 著者は「若杉冽」。霞が関の省庁に勤務する「現役キャリア官僚」が覆面で書いていることでも話題になっています。
美浜原発 敷地内の破砕帯・調査 ・・規制委 原子炉直下に6本
原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理ら5人の専門家チームは12月7日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)で原子炉直下などを通る敷地内の破砕帯(断層)が活断層かどうかを調べる現地調査を初めて行いました。原発の新基準は活断層の
排気筒下部2万5000ミリシーベルト・・福島第1原発
東京電力は12月6日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の1、2号機排気筒の配管に沿った5ヵ所の放射線量を測定して、放射線源の線量を推定した結果、1時間当たり2万5000ミリシーベルトの箇所があると発表しました。これは
原発ゼロは民意黙っていないぞ・・官邸前で抗議行動
首都圏反原発連合は12月6日、「即時原発ゼロ」を求める首相官邸前抗議を行いました。安倍内閣は、エネルギー基本計画の素案で原発を「重要電源」と位置づけるなど、原発推進です。1000人の参加者(主催者発表)が「原発やめろ」「
エネ基本計画 原発ゼロ目標を放棄・・経産省原案「重要なベース電源」
経済産業省は12月6日、中長期のエネルギー政策の指針となる「エネルギー基本計画」の原案を、同省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(会長・三村明夫新日鉄住金名誉会長)に提出しました。原案は、原子力発電を「重要なベース
原発汚染水、安易に放出しない・・管官房長官
菅義偉官房長官は12月5日の記者会見で、東京電力福島第1原発の汚染水について「安易に放出しない方針に変更はない」と強調しました。国際原子力機関(IAEA)の調査団が、浄化装置で取り除けないトリチウムが基準値以下の水なら海
境界の浅い部分で〝すべり〟・・巨大津波発生しくみ解明/地球深部探査船「ちきゆう」
日本の地球深部探査船「ちきゅう」で東北地方太平洋沖地震発生の現場を調査した結果、東北地方や関東地方の太平洋沿岸を襲った巨大津波発生のしくみが明らかになった—。海洋研究開発機構や国内6大学の研究者が参加する国際研究グループ
断層「基準に疑問」・・美浜原発調査、専門家が指摘
原子力規制委員会の専門家チームは12月5日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)の敷地内の原子炉直下などにある破砕帯(断層)の現地調査(7~8日)に関する事前会合を関催しました。関電は「活断層はない」という調査結果を報告しま