日本の地球深部探査船「ちきゅう」で東北地方太平洋沖地震発生の現場を調査した結果、東北地方や関東地方の太平洋沿岸を襲った巨大津波発生のしくみが明らかになった—。海洋研究開発機構や国内6大学の研究者が参加する国際研究グループ
断層「基準に疑問」・・美浜原発調査、専門家が指摘
原子力規制委員会の専門家チームは12月5日、関西電力美浜原発(福井県美浜町)の敷地内の原子炉直下などにある破砕帯(断層)の現地調査(7~8日)に関する事前会合を関催しました。関電は「活断層はない」という調査結果を報告しま
東日本大震災・・あれから、千の日が過ぎました
あれから、千の日が過ぎました。東日本大震災で破壊されたいくつもの街。地域によって復興の歩みはちがいますが、いまだに26万をこえる人びとが仮設住宅などで暮らし、足取りは重い。 「我慢して荷物増やすな仮住まい」「ルールあり夫
規制委員長 舗装よりまず除染・・政府の汚染水対策に懸念
原子力規制委員会の田中俊一委員長は、政府の汚染水処理対策委員会が、東京電力福島第1原発の汚染水対策の一環として12月3日に打ち出した敷地のほぼ全域をコンクリートで舗装する対策案について、「全体のリスクというものを、見てい
福島第1 原発資料全135ページ黒塗りに・・規制庁、秘密保護法先取り!?
笠井議員が提出要求 東京電力福島第1原発事故の汚染水対策や燃料取り出しなどの実施計画のうち、核物質防護の措置の内容について、原子力規制庁は12月4日までに、日本共産党の笠井亮衆院議員の求めに応じて資料提出しました。資料は
原発ゼロ・消費税反対の抗議行動など監視・・公安調査庁
秘密保護法案への抗議行動をテロ行為と同一視した自民党の石破茂幹事長の発言が批判を呼んでいます。こうしたなか、テロリストなどの治安情報を収集することを口実に活動している公安調査庁が、原発ゼロを求める抗議行動などを監視してい
原発反対金曜行動・・官邸前・ファミリーエリアで
首都圏反原発連合は、臨時国会最終日の12月6日におこなわれる原発反対の首相官邸前抗議行動について、午後6時から8時まで官邸前とファミリーエリア(国会正門北側)の2ヵ所で実施することを、3日発表しました。日比谷野外音楽堂で
大飯訴訟原告1963人に・・2次提訴 聖護院門主が陳述
関西電力大飯原発1~4号機(福井県おおい町)の運転差し止めを求め、国と関西電力の責任を追及しようと、市民ら856人が12月3日、京都地裁に第2次提訴を行いました。第1次(12年11月29日)と合わせ、原告は1963人にな
浜岡原発敷地内・・6000年前の津波跡を発見
中部電力は12月2日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の敷地内の地層を掘ったところ、約6000年前に津波が到来したと思われる痕跡が見つかったと発表しました。海岸線に砂丘堤防ができたと思われる江戸時代末期以降の地層からは、津波の
海側井戸で110万ベクレル・・福島第1 過去最悪に/淡水化装置、一時水漏れ
東京電力は12月2日、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸(1—16)から、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり110万ベクレル検出されたと発表しました。11月28日に採取された分で
東電が資料提出拒否・・生業訴訟 裁判所決定に従わず
国と東京電力に対して原状回復と損害賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟で、裁判所から提出を求められた津波に関するシミュレーション結果など一切の資料について東電は提出に応じられないとする回答をし
「原発推進」へ米側も圧力・・「原発ゼロ」を願う世界の人々への挑戦
原子力発電所の再稼働、および輸出は、日本の財界だけでなく米側の要求でもあります。 日米の大企業の代表が集まる日米財界人会議は、50回目となった会議をワシントンで開催。11月15日に採択された共同声明は、「エネルギー源とし
東電再稼働に固執・・原発問題住民運動連絡センター交渉で批判
原発問題住民運動全国連絡センターは12月2日、東京電力、電気事業連合会、原子力規制委員会に原発再稼働、輸出をしないこと、非常事態にある汚染水問題への取り組み強化などを求め交渉しました。 交渉では、東電など三者とも東京電力
汚染水処理開始できず・・福島第1 浄化装置 薬液漏れる/日・トルコ協定・・114団体が反対
東京電力は12月1日、福島第1原発で汚染水の放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS(アルプス)」1系統で薬液がにじみ出るトラブルが見つかり、汚染水処理を始められない状態になったと発表しました。 同原発では現在、3系統ある
原発も秘密法も反対・・東京パパ・ママ・子どもがデモ
秘密は戦争の始まり。なにが秘密なの?どうして秘密なの?・・。「パパママぼくの脱原発ウォーク・in武蔵野・三鷹」が12月1日、東京都武蔵野市内でありました。プラカードを特った市民ら500人が参加。「原発反対なら特定秘密保護
福島に生きる 営業再開を目指して・・ラーメン店店主 高木光雄さん(70)
「サケの遡上(そじょう)する小高で暮らしたい」。東京電力福島第1原発事故から2年9カ月、福島県南相馬市で避難生活を送る高木光雄さん(70)は、望郷の思いでいっぱいです。 親しまれた店 小高川には水しぶきをあげながら遡上す
最賃で働く除染労働者 暴力団介入の常態化告発・・福島で建設研究交流集会
第20回全国建設研究・交流集会が11月24、25日、福島市で行われました。建設産業に携わる公務・民間労働者や研究者など370人が参加。「憲法を活かして大震災・原発災害からの復興を」をテーマに地域建設産業の発展に向けて活発
再稼働反対運動前進を・・原発問題住民運動全国連絡センターが総会
原発問題住民運動全国連絡センターは12月1日、東京都内で第27回全国総会・交流集会を開き、「『原発再稼働反対』運動の前進と『原発・核燃料サイクルからの撤退』の合意形成へ」という方針を確認しました。15都道県から、30人が
伊方原発「とめまっしょい」・・松山 四国・全国から8000人
「福島を忘れない」「伊方の稼働を許さない」―。「再稼働の一番手」に狙われている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働を許さないと訴える「NO NUKES(ノーニュークス)えひめ」(主催「伊方原発をとめる会」)が12月1
原発事故の証言集完成・・元NHKディレクター根本仁さん(65)
福島市に住む根本仁さん(65)は、東京電力福島第1原発事故が起きたときに「今 度こそ原発をとめなければならない」という強い決意をしました。 根本さんは、1971年、大学を卒業してNHKに入りました。最初に赴任したのが長崎