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鹿児島 再稼働反対署名に全力・・川内原発隣接市 住民半数めざす

呼びかけに応じ署名する市民(手前)=5月17日、鹿児島県いちき串木野市
呼びかけに応じ署名する市民(手前)=5月17日、鹿児島県いちき串木野市

 川内(せんだい)原発のある鹿児島県薩摩川内市に隣接する、いちき串木野市の「避難計画を考える緊急署名の会」は、実効性ある避難計画がない中での原発再稼働には反対するよう市長に求める署名集めに全力を挙げています。5月17日は、30人が各地から駆けつけて各家庭を訪問、約800人分の署名を集めました。

 同市は全域が原発から30キロ圏内に入り、過酷事故を想定した避難計画の策定が求められています。

 市民の声を届けようと緊急行動を呼びかけた石神斉也(まさなり)会長は「要援護者の受け入れ先も確保できていない。事故が起きたら誰が責任を取るのか。人口の半分に相当する1万5千人分の署名を目標に6月議会に提出したい」と話しました。

 10日からの緊急行動で、1000人分を超える署名が次々に寄せられています。

 署名に応じた女性(48)は、学校に通う3人の娘を抱え「昼間に事故が起きれば一緒に避難できない。母は歩くことができず施設に入っており、無事に逃げられるか不安だ」と話していました。

 日本共産党の福田道代市議は「避難計画は具体化できていない。取り残されるのではと不安を抱える市民がいる中で、再稼働はしてはならない。署名を成功させたい」と話しました。

(「しんぶん赤旗」2014年5月18日より転載)

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