「落胆と失望の連続だった」。福島県浪江町津島から須賀川市に避難している今野洋一さん(76)と妻の和子さん(70)は、東京電力福島第1原発事故後4年9ヵ月の生活についてそう語ります。 「どんなに楽しいことがあっても心の
歴史的分岐点における科学者の社会的責任・・日本科学者会議 創立50周年を迎えて/米田 貢
日本科学者会議(JSA)は、12月4日に創立50周年を迎えた。47都道府県に支部を持ち、『日本の科学者』という総合学術誌を毎月発行している。自然科学ばかりではなく社会科学・人文系の学問分野の研究者や弁護士・医者・ジャー
福島原発事故 当日から翌日・・避難指示伝達 2割未満/内閣府が公表
東京電力福島第1原発事故で、2011年3月11日夜に政府が出した避難指示について、翌12日まで2割未満の住民にしか伝わらなかったことがわかりました。内閣府が12月18日に公表した避難住民へのアンケート結果によるもの。事
高浜原発 再稼働とんでもない・・県庁前で終日抗議行動/井上さとし議員訴え
関西電力高浜原発3、4号機再稼働への地元同意とりつけに向け、林幹雄経済産業大臣が福井県庁を訪れて西川一誠知事と面会した12月20日、県庁前では、宣伝抗議行動が終日取り組まれました。 のぼり旗や「再稼働反対」のプラカー
コスタリカ 発電99%再生エネ・・目標前倒しで達成
【サンパウロ=時事】中米コスタリカの国営電力会社は12月18日、今年、同国で発電された電力の99%が再生可能エネルギーだったと発表しました。AFP通信が報じました。深刻な水不足にもかかわらず、目標を前倒しで達成したと強
つかめ 原発ない未来・・兵庫県庁 包囲行動に1000人/高浜再稼働「許さない」
「関西広域連合は高浜原発再稼働に合意しないで! アベ政治を許さない!」と12月19日、原発をなくし自然エネルギーを推進する兵車の会などが呼びかけた兵庫県庁包囲行動が神戸市でおこなわれ、1000人が参加しました。 福島
原発の危険性で関電に反論要求・・大津地裁 福井原発訴訟
福井県にある関西電力の大飯、高浜、美浜の各原発9基の再稼働差し止めを求めた訴訟の第9回口頭弁論が12月18日、大津地裁でありました。 原告の住民らは、被告の関電の主張は原発の一般的な説明だけで、危険性について反論せず
再稼働への暴走ノー・・反原連 官邸前コール響く
「伊方原発再稼働反対」「原発やめろ」。冷たい風が吹く首相官邸前や国会周辺に力強いコールが響き渡りました。首都圏反原発連合(反原連)が12月18日夜に行った首相官邸前抗議行動。南海トラフ巨大地震で甚大な被害が想定される伊
脱原発県議が「会」・・宮城超党派の20氏参加
宮城県議会で、超党派の「脱原発をめざす県議の会」が12月18日、結成されました。原発が立地する14道県の中で初めてです。同会には、定数59人中、日本共産党の8人と県民の声8人、社民党2人、無所属2人の計20人が参加して
COP21 目標実現へ ・・衆参環境委 閉会中審査
国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の結果について日本共産党の島津幸広衆院議員、市田忠義参院議員が12月18日、衆議院・参議院の環境委員会の閉会中審査で質問に立ちました。 経団連に削減求
海側遮水壁 閉合後に汚染水増加・・福島第1 沿岸部くみ上げで
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、海側遮水壁の閉合後、放射能汚染水が増加していることが分かりました。12月18日開かれた原子力規制委員会の検討会で、東電が報告しました。 東電は、福島第1原発1〜4号機建
石炭火発CO2回収不可欠・・環境省有識者懇が提言案
長期的な地球温暖化対策を検討する環境省の有識者懇談会(座長・大西隆日本学術会議会長)は12月17日、提言書の骨子案をまとめました。2050年までに温室効果ガスを80%削減する政府の長期目標達成には、石炭火力発電所への二
三大都市圏・沿岸部の高層ビル 最大で6メートルにも・・長周期の揺れ 南海トラフ地震で想定
静岡沖から九州東方沖にかけての南海トラフで巨大地震が起きた場合、超高層ビルの上層階が揺れ幅の大きい「長周期地震動」でどれくらい揺れるかを内閣府の検討会が推定し、報告書を12月17日公表しました。大阪と名古屋、東京の三大
安全弁 高温劣化か・・福島第1 2号機 事故時 圧力下がらず
東京電力は12月17日、2011年3月の福島第1原発事故発生時、2号機で、原子炉圧力が異常に上昇したときに圧力容器内から蒸気を逃がす「主蒸気逃がし安全弁」が正常に機能しなかった原因として、長時間の高温環境で部品が劣化し
米サンディエゴ 市内を100%再生エネに・・35年までに温暖化ガス半減
【ワシントン=島田峰隆】米カリフォルニア州のサンディエゴ市議会は12月15日、2035年までに市内のエネルギーや電力を100%再生可能エネルギーで賄うとする「気候行動計画」を全会一致で承認しました。 市議会が承認 計
島根原発 西端「断層なし」・・規制委 納得せず
原子力規制委員会は12月16日、中国電力島根原発の近くを通る活断層「宍道(しんじ)断層」の西端について議論しました。 中国電は、追加調査の結果にもとづいて、適合性審査申請時の長さ約22キロから西側の調査地点で、断層の
福井県議会 高浜再稼働に同意・・共産党 「国民の理解得られない」
福井県議会は12月17日、本会議で、最大会派の自民党会派などが提出した関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働に同意する決議を自民、公明などの賛成多数で採択しました。 第2会派の「民主・みらい」が出した「判断
伊方の事故対策 不十分・・格納容器など 党国会議員団が調査
日本共産党の国会議員団は12月17日、国と四国電力が再稼働を狙う伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の事故対策などを調査しました。藤野保史、真島省三の両衆院議員、倉林明子参院議員のほか、田中克彦愛媛県議らが参加しました。非常
高浜原発仮処分大津地裁判断へ・・来年3月
滋賀県の住民らが関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを求めた仮処分申請で、大津地裁(山本善彦裁判長)は12月15日、住民と関電から意見を聴く審尋を終了しました。住民側弁護士によると、来年3月にも判
規制委 再処理工場の監視機器故障・・落雷対策を今後審査
原子力規制委員会は12月16日、青森県六ケ所村にある日本原燃の使用済み核燃料再処理工場で監視機器類が落雷によって同時故障した問題で、想定すべき落雷規模や設計方針の妥当性、重大事故対策との関係について、今後の新規制基準へ