首都圏反原発連合(反原連)は2月19日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。原発事故が収束していないのに、賠償打ち切りなど福島の切り捨てと原発再稼働に突き進む安倍晋三政権に対し、参加者は「原発やめろ」「安倍はやめろ」と声をあげました。
小学校1年の息子を連れて参加した東京都目黒区の女性(40)は「夫の実家はいわき市です。生花をつくっている親戚は原発事故で甚大な被害を受けました。原発の安全なんか絶対に確保できない。再稼働は今すぐやめて、エネルギー政策を転換してほしい」といいます。
東京都練馬区の女性(46)は「福島には今も事故前の日常を取り戻せない人たちが大勢います。何も解決していないのに再稼働なんて信じられない」と話します。
千葉県流山市の男性(70)は「安倍首相は福島原発事故の現実から目をそらしている。原発が“安い”“安全”というのはウソだった。子や孫のためにも安倍首相を政権の座から引きずりおろさないといけない」と憤ります。
埼玉県春日部市の女性(70)は「安倍政権は国民ではなく、財界の方ばかり見ている。原発の問題でも国民の声を聞こうともしない。安倍政権を国民の力でやめさせるしかない」と語りました。
この日は800人(主催者発表)が参加。日本共産党の島津幸広衆院議員も参加しました。
(「しんぶん赤旗」2016年2月20日より転載)