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弁のボルトに緩み・・高浜4号機 汚染水漏れの原因 & 作業員倒れ搬送・・福島第1

弁のボルトに緩み・・高浜4号機 汚染水漏れの原因

 関西電力高浜原発4号機(福井県高浜町)で放射性物質を含む水が漏れたトラブルで、関電は2月22日、「弁のボルト1本に緩みがあったのが原因」と発表しました。同社は部品の取り換えや点検などを行った上で、再稼働に向けた作業を再開させ、準備ができ次第、26日以降に再稼働させるとしています。

 関電によると、水漏れ箇所は、原子炉を冷やす1次系統につながる配管の弁の一つ。弁の4本あるボルトのうち1本の締め付けが緩く、通水した際の圧力で水漏れが起きたといいます。

 弁は2008年8月からの定期検査で分解点検。その後、同原発は11年7月まで稼働していましたが、トラブルは起きていなかったといいます。同社は「分解点検の際の締め付けが弱かったとみられる」と説明しました。

(「しんぶん赤旗」2016年2月23日より転載)


 作業員倒れ搬送・・福島第1

 東京電力・福島第1原発の入退域管理棟の防護装備脱衣所付近で2月22日午後、関連会社の男性作業員(50歳代)が倒れているのが発見されました。

 意識はなかったといいます。

 救急医療室で、医師の診察を受け、緊急搬送の必要があると診断され、救急車とドクターヘリで、いわき市内の病院に搬送されました。

 身体に放射性物質の汚染はないといいます。男性はタンクエリアでタンクの設置作業に従事していたといいます。

 東電が同日、記者会見で発表しました。

(「しんぶん赤旗」2016年2月23日より転載)