東京電力は9月26日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、大量の高濃度放射能汚染水が漏れたタンクの北側の観測井戸で24日に採取した水から1リットル当たり17万ベクレルのトリチウム(3重水素)を検出したと発表しました。
東電 柏崎刈羽、再稼働申請へ・・新潟県が条件付き容認
新潟県は9月26日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働に必要な原子力規制委員会への安全審査申請を、条件付きで容認する方針を決めました。東電はこれを受け、27日、規制委に審査を申請します。同原発の
輸出狙う米国が圧力・・海外メーカーにも事故賠償責任法/インド輸入原子炉
インドが輸入した原子炉が事故を起こした場合、原発の運営者だけでなく炉を製造した海外メーカーにも賠償責任を負わせる法律があります。ところが最近、インドヘの原発輸出を計画中の米国から圧力を受けた政府が、この法律の適用を回避し
ALPS 漏えい対策を承認・・規制委「問題まだある」
原子力規制委員会は9月25日の定例会で、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で発生した大量の放射能汚染水の処理を行うため東電が設置した多核種除去設備(ALPS)の漏えい対策が報告され、了承しました。 3系統あるA
タンク底板に隙間・・福島第1 汚染水流出の調査で
東京電力は9月25日、300トンの放射能汚染水がタンクから流出していた問題で、漏えい箇所、原因を明らかにするため、底板の継ぎ目の吸引試験をしたと発表しました。その結果、タンクの南端に近いところのボルト2カ所で、隙間が見つ
南相馬など除染延長・・国直轄事業
「高すぎる堤防では海が見えなくなって危険だ」「もっと景観や自然環境に配慮してほしい」−。東日本大震災の被災3県を中心に進められている巨大防潮堤建設計画。宮城県では、「生命と財産を守るために高さは変えない」とする村井嘉浩
「基幹は原発」言いたい放題・・経産省審議会、エネ基本計画策定へ
「エネルギー基本計画」策定に向け議論している経済産業省総合資源エネルギー審議会基本分科会(分科会長・三村明夫新日鉄住金相談役)で、原発を今後も維持すべきだという危険な発言が相次いでいます。「基本計画」は中長期的な日本のエ
原発のない社会ここから・・スウェーデン青年 3・11後もとどまり行動
「シャーンクラフト ネイ タック(原子力に反対)」―。9月13日夜、国会正門前でスウェーデン語のコールが響き渡りました。ステージに立ちマイクを握ったのは米シカゴ大の大学院生、ラヴ・カインドストランさん(29)。 「放射能
福島に生きる 自民党応援してきた高橋克彦さん(41)・・ネットで知り初めて一票
「親の代から後援会の役員をしてきた自民党支持者だった」という福島市に住む高橋克彦さん(41)は、参議院選挙後、日本共産党に入党しました。 高橋さんは自民党支持者たちを「同じ釜の飯を食べた仲間」と思いフレンドリーに付き合っ
市民が作る発電所・・京都でフォーラム 原発依存せず
「市民・地域共同発電所全国フォーラム2013」(京都市、同実行委員会主催)は2日目の9月22日、約230人の参加者が四つの分科会に分かれて交流しました。 分科会「市民共同発電所の作り方」では、実際に太陽光発電所を作り、運
政府対策に未検討の課題・・海岸地下では海水と交流 福島第1原発の地下水問題・・信州大学教授元日本地下水学会会長 藤縄克之さんに聞く
東京電力福島第1原子力発電所の事故現場における放射能汚染水問題について、元日本地下水学会会長の藤縄克之信州大学教授に意見を聞きました。 (中祖寅一) 原発の山側で地下水をくみ上げて事
高浜3、4号機施設審査へ・・規制委
原発再稼働の前提となる安全審査で、原子力規制委員会は9月20日、津波対策などに問題が指摘され施設面の審査が後回しになっていた関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、近く審査することを明らかにしました。 規制委は
自然エネ普及の道探る・・京都全国フォーラム開く
原発をゼロにし、自然エネルギーの発電所を全国に広げようと「市民・地域共同発電所全国フォーラム2013」(同実行委員会主催)が9月21日、京都市で2日間の日程で開かれ、全国から270人が参加しました。 基調講演した実行委員
首相「汚染水ブロック」は無責任・・福島 浪江町議会 強く抗議し意見書採択
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県浪江町議会は20日、汚染水問題について国が全面的に責任を持ち政府直轄で解決することを求める意見書を全会一致で採択し、伊吹文明衆院議長に送付しました。後日、自民党福島県連にも町
福島第1 ボルト5本ゆるみ・・漏えいタンク底部
東京電力は9月20日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、大量の高濃度放射能汚染水が流出したタンクを解体して底部を調べたところ、タンク内側の東の端に近いところで底板の接合部のボルト5本にゆるみが見つかったと発表しまし
おかしいぞ田中委員長の発言・・規制委1年
原子力規制委員会が9月19日で発足から1年。田中俊一委員長のこれまでの発言を振り返ってみました。首をかしげざるを得ないことがしばしばあります。 政治からの独立怪しく 発足直後、委員長の記者会見から「しんぶん赤旗」を参加さ
再稼働より汚染水対策・・官邸前抗議行動
首都圏反原発連合(反原連)は20日、「原発なくせ」と訴える首相官邸前抗議行動を行いました。前日、東京電力福島第1原発を視察して、“放射能汚染水は完全にブロックされている”といった安倍晋三首相。2800人の参加者(主催者発
“子や孫の命かかっている” 汚染水 抜本対策を・・福島県民 政府・東電と交渉/復興共同センター
東京電力福島第1原発事故から2年半。放射能汚染水が海に流出する深刻な事態のなか、ふくしま復興共同センターは9月20日、汚染水の抜本対策をはじめ福島県民の切実な要求を政府と東電にぶつける「怒りの総行動」を東京都内でくりひろ
電気をつくる人々・・こんなに簡単 手作り発電所/買取制度が後押し
1本のビデオがあります。軽快な音楽をバックに太陽光パネルを抱えて運び、地面に敷いていく人々。兵庫県宝塚市の市民が作った「宝塚すみれ発電所」第1号の建設の記録です。(君塚陽子) えっ、こんなに簡単にできるの? その秘密はパ
「収束」撤回し危機打開を・・「汚染水はブロック」繰り返す首相
19日の福島第1原発視察後に安倍晋三首相は、国際オリンピック委員会(IOC)総会で行った虚偽説明をふたたび繰り返し、汚染水の影響は「湾内のO・3平方キロメートル以内の範囲において完全にブロックされている」との認識を変えま