
【ブリュッセル=吉本博美】福島第1原発事故から15年、チョルノービリ原発事故から40年の節目に合わせ、ベルリン中心部のブランデンブルク門前で18日、市民団体による反核デモが行われました。「原子力も核兵器も認めない」と訴え、日本を含む各国政府に対し両事故から教訓を学ぶべきだと指摘しました。
主催者は、福島原発事故後にベルリン市内で発足した「サヨナラ・ニュークス・ベルリン(SNB)」。ドイツ各地の反原発団体や核戦争防止国際医師会議(IPPNW)など多数の団体が賛同・共催しました。参加者たちは、現在もドイツと福島県で高濃度の放射能汚染の被害が続いていると訴えました。
SNBは原発稼働を停止したドイツについて、膨大な核廃棄物の処理問題が未解決のままで、ウラン濃縮施設と核燃料製造工場が稼働していると指摘。さらに欧州連合が原子力を「持続可能なエネルギー」として分類していることを批判しました。
「私たちの反核運動は、核燃料サイクルのもう一つの側面である核兵器を廃絶するまで続く」として、日独両政府に対し核兵器禁止条約への参加も求めました。
(「しんぶん赤旗」2026年4月20日より転載)