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原発ゼロまで声上げる・・官邸前抗議100回目

14-05-03kantei
川内原発再稼働するな、原発を廃炉にと抗議の声をあげる人たち=5月2日、首相官邸前

原発ゼロを求める首都圏反原発連合(反原連)は5月2日、首相官邸前抗議行動を行いました。2012年3月29日に始まってから100回目の行動です。3000人(主催者発表)の参加者は、欧州を歴訪中の安倍晋三首相が、経済成長のために原発再稼働を進めると発言したことに怒り、「川内原発再稼働反対」「原発なくせ」とコールしました。

初参加で国会正門前でスピーチをしたのは、横浜市の大学1年生の井元航平さんと遠藤秀徳さん。遠藤さんは「福島に帰れず、農業を続けられず、仮設住宅で暮らしている人たちがいるのに、原発を続けようなんて安倍首相の考えてることは信じられない」と訴えました。

埼玉県川口市から初めて参加した加藤知子さん(66)は「原発事故の収束もままならないのに、再稼働や輸出をしようとするなんて信じられない。毎週ここで運動が続いているのはすごい。私も最後まで声をあげていきたい」と話しました。

阪神・淡路大震災の被害を受けた神戸市出身の山本一男さん(63)=神奈川県平塚市在住=は、紙でつくったこいのぼりに「官邸前デモ100回」「ストップ再稼働」と書いてアピール。「放射能被害がなければ福島の復興はこんなに遅れなかった。一人でも多く政権にノーの声を突きつければ再稼働を止める力になる」と語りました。

「100回も言わせるな!NO NUKES」とのプラカードを持って参加したのは加藤恵子さん(68)=川崎市=です。「安倍首相は川内原発の再稼働を白紙に戻せといいたい。原発をやめて、自然エネルギーにかじをきれば新しい雇用や産業をつくれる。これこそ、経済成長の道です」

日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員がスピーチしました。

ボランティアの人たちと「再稼動反対」を訴える金曜行動参加者たち=福島市福島で金曜行動
ボランティアの人たちと「再稼動反対」を訴える金曜行動参加者たち=福島市福島で金曜行動

再稼働は無責任・・福島で金曜行動

即時原発ゼロを訴える金曜行動が5月2日、福島市内の街なか広場で行われました。

大型連休を前にして東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災者支援のためのボランティア活動に参加した青年たちも金曜行動に加わりました。

岡山市の石村智子さん(38)は「福島市内でも除染が始まったばかりなのを知りまだ。事故から3年たっての現実をどう受け止めたらいいのか。国は福島のことをなかったことにしたい。そうさせてはならないことをかみしめました」と話していました。

岡山市から来た余江雪央さん(36)は「あちこちに除染中の立て看板が目につきました。福島の現実を突き付けられました。再稼働は無責任すぎます。苦しんでいる人に対して許せないやり方です」と語っていました。

訴える笠井衆院議員と吉良参院議員=5月2日、国会正門前
訴える笠井衆院議員と吉良参院議員=5月2日、国会正門前

「原発なくせ」訴え続けよう・・笠井、吉良議員

2日の首相官邸前抗議行動で、日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は、国会正門前でスピーチしました。

吉良議員は「安倍首相は、イギリスやドイツで原発再稼働を言ったそうですが、国民の声を無視して何を言っているのか」と批判。

「ドイツは、日本の原発事故を受けて、原発ゼロを決めた。ドイツの市民はあきらめずに原発なくせと声をあげ続けた。私たちも声をあげ続けましょう」と呼びかけました。

笠井議員は「みんなの力でつくってきたこの場所、100回、この力と声が原発推進勢力を追いつめつつあると、国会にいて実感します」と強調。「原発稼働ゼロの状況つくってきた。がんばろうじゃありませんか」と訴えました。

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