
危険性として、台湾は大地震の発生確率が高いこと。原発周辺には多くの住民が住んでいること。建設中に何度も中断しており部品の腐食などが見られることなどから、その安全性を危惧する声がある。
また、戒厳令下住民への説明なく建設地が決定されたことや、その後地元の住民投票で圧倒的な反対が投じられたことから、人権問題としても問題視されている。(写真・絵解き=Wikipediaより=山本雅彦)
【台北=時事】台湾の馬英九政権は4月27日、北部の新北市で進めている第4原子力発電所の建設を停止し、将来的な稼働の是非は住民投票で決定する考えを表明しました。第4原発の建設中止を求める声が高まる中、馬政権が譲歩案を示した形です。
林義雄・元民進党主席(72)が22日から始めた無期限ハンストに呼応する形で建設中止を求める動きが活発化。台北市内では27日、市民団体が大規模な反原発デモを実施しました。主催者発表で約5万人、警察発表で1万人以上が参加しました。
馬総統(国民党主席)は同日、江宜樺行政院長や国民党の地方自治体トップらを集めて対策会議を開き、第4原発の建設を直ちに停止することを決めました。
ただ、実際には第4原発は東京電力福島第1原発事故の後、建設作業を中断しています。
台湾の原発・・台湾は地震が多い地域。運転中の6基の原発のうち4基が、2011年に事故を起こした東京電福島第1原発と同型の沸騰水型。建設停止が表明された第4原子力発電所の2基は、改良型沸騰水型で東電柏崎刈羽原発6、7号機と同型。主契約者はゼネラルエレクトリック社ですが、圧力容器は日立と東芝、タービンは三菱重工業製です。