福島県浪江町の住民約1万5000人が東京電力福島第1原発事故の慰謝料増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、原子力損害賠償紛争解決センターが提示した和解案を東電が拒否したことが6月26日、分かりました。和解案は全
原発
敷地境界の線量 来年度末 1ミリシーベルト・・実施計画変更認可
原子力規制委員会は6月25日、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)敷地境界での年間の被ばく線量の評価が1ミリシーベルト未満という、規制委が定めた制限値を2016年3月末までに達成するとする東電の「実施計画」の変
トリチウム最悪値・・福島第1 海放出用の井戸から
東京電力は6月25日、福島第1原発の地下水バイパス計画で海に放出するためのくみ上げ用井戸から採取した地下水から、トリチウム(3重水素)の濃度が過去最高の1リットル当たり2100ベクレルを検出したと発表しました。 問
「川内」再稼働反対 人口過半数に・・鹿児島・いちき串木野 避難計画に不安
川内原発1、2号機の立地する鹿児島県薩摩川内市に隣接し、全域が30キロ。圏内に入る、いちき串木野市で「市民の生命を守る避難計画がない中での川内原発再稼働に反対する緊急署名」が人口的3万人の半数を超える1万5464人に達
戦争中と同じ「疎開者」・・福島市飯野町在住 阿部良一さん(81)
戦争体験のある阿部良一さん(81)=福島市飯野町在住=は、アメリカの爆撃機「B29が攻めて来たように放射能が攻めてきた」と東京電力福島第1原発事故について感じています。 飯野町には全村避難となっている飯舘村の被災者た
「凍土壁 言ってる場合か」・・規制委 汚染水リスク対策で &凍土遮水壁の工法を変更へ
東京電力福島第1原発で2、3号機の原子炉建屋などの海側に延びる地下のトレンチ(トンネル)にたまる高濃度放射能汚染水の問題に関連し、6月25日に開かれた原子力規制委員会の定例会合で、汚染水が海に流出するのを防ぐためにトン
資源効率化 年180兆円の経済効果・・世銀報告「気候変動対策にも」
【ワシントン=時事】世界銀行は6月23日、エネルギーや資源の効率化により世界全体の経済規模を年間1・8兆ドル(約180兆円)以上増やせると分析した報告書を発表しました。気候変動・環境汚染による健康被害や食料問題にも有効
避難計画は国責任で・・山下氏 自治体まかせを批判 & 被災地の保育士増を‥ 高橋氏
日本共産党の山下芳生議員は6月19日の参院内閣委員会で質問し、原発事故が起きた場合の避難計画について国が責任をもつべきだと主張しました。 山下氏は、滋賀県が隣接する福井県の原発事故時に放射能が原発から5~30キロ圏内
“国民平和大行進2014”原発も核兵器もいらない・・被害者の憤り胸に歩む
原水爆禁止国民平和大行進(北海道─東京コース)は、福島第1原発事故の責任を果たさない国と東電に怒りが湧き起こる福島県内をすすんでいます。「福島から核兵器も原発もいらないと声をあげよう」という参加者の訴えに、市民の共感が
伊方原発 第4次提訴・・運転差し止め求め336人
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)1〜3号機すべての運転差し止めを求める県内外の住民ら336人は6月24日、四電を相手取り、松山地裁に第4次提訴しました。今回の提訴で、四国の全95市町村から運転差し止めを求める原告が出る
川内原発申請書 補正書を提出・・九州電力
九州電力は6月24日、原子力規制委員会に対して、優先的に審査が進められている川内原発1、2号機(鹿児島県)の申請書類の補正書を提出しました。4月末に提出した補正書に記載漏れなどの不備があったため出し直したものです。
復興マネー 変な動きがあるんだって・・怪しい社団法人に1730億円
晴男・・もう3年3カ月もたつのに、復興は思うように進んでいないね。 陽子・・東日本大震災のことね。それなのに、復興予算をめぐって、また変な動きがわかったんだって? 晴男・・そうなんだ。「津波・原子力災害被災地域雇用
救出の考古資料一堂に・・原発事故全町避難の富岡福島
東京電力福島第1原発事故のため全町避難が続いている福島県富岡町からこの間、救出された貴重な考古資料類の展示会が、福島県立博物館(会津若松市)で開かれています。 (福島県・野崎勇雄) 会津若松市 会津若松
石原環境相、福島を訪問し謝罪・・辞任は否定
石原伸晃環境相は6月23日、福島県大熊、双葉両町長や佐藤雄平知事らと相次いで面会し、東京電力福島第1原発事故で出た汚染土の中間貯蔵施設建設をめぐる「最後は金目でしょ」との自身の発言について、「深く反省し、おわびしたい」
“福島に生きる”患者と地域に恩返し・・石川町で整体院を開業 近内幸雄さん(63)
近内幸雄(こんない・ゆきお)さん(63)が1993年9月に福島県石川町で整体院を開業して20年が過ぎました。 首都圏や関東一円から口コミの評判を聞いて通ってきてくれた患者が東日本大震災と東京電力福島第1
浄化装置 運転再開・・福島第1
東京電力は6月22日、福島第1原発で汚染水に含まれるトリチウム(3重水素)以外の放射性物質を大幅に減らす浄化装置「ALPS」(アルプス)3系統のうち、点検中に腐食が見つかっていた1系統の運転を再開しました。3系統同時運
敦賀評価書 再作成へ・・活断層めぐり規制委/原電の有識者の見解
日本原子力発電の敦賀(つるが)原発2号機(福井県)直下を走る破砕帯(断層)について活断層と判断した原子力規制委員会の外部専門家による調査チームは6月21日、活断層を否定する日木原電の追加調査報告について、現地調査を踏ま
廃炉研究組織・・来年4月設立/文科者
文部科学省は6月19日、東京電力福島第1原発の廃炉に向けた技術の研究開発組織を来年4月に設立する方針を明らかにしました。研究拠点を福島第1原発近 くに設置するといいます。 文科省によると、日本原子力研究開発機構内の組
“金目”政府に再稼働させない・・原発ゼロへ官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は6月20日、首相官邸前抗議を行いました。福島第1原発事故の被害を受けた福島の人々の痛みを忘れ、原発再稼働に突き進む安倍政権に対し、2900人(主催者発表)の参加者は、「川内(せんだい)原発再
原燃対応に批判続出・・規制委 再処理工場審査進まず
日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)の規制基準への適合性審査の会合が6月19日、原子力規制委員会で開かれ、原燃の申請書に必要事項が十分記載されていないとして、批判が相次ぎました。 原燃は今年1月に審査を申請。当初、