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災害対策全国交流集会の参加者・・福島被災地を視察 時間止まったまま 原発だめ人間の復興と原発ゼロを/福島

 災害被災者の支援と対策の改善を求める運動を学びあう災害対策全国交流集会が1115日、東日本大震災・原発事故被災地の福島市内で始まりました。2日間の日程。テーマは「被災者本位の復興と原発ゼロをめざして」です。8月に甚大な土砂災害をうけた広島で結成された広島県災対連のメンバーをはじめ各地から180人が参加しました。

 全国災対連の代表世話人で全労連の小田川義和議長が主催者あいさつ。大震災の復旧・復興では“人間の復興”・住民の生活全般の復興はいまだ限定的だと安倍政権を批判。原発再稼働をすすめ、国土強(きょう)靱(じん)化と称して無駄な公共事業のバラマキをする逆立ちした政治の転換を解散・総選挙で求めていこう、と語りました。

 岩手、宮城の代表が東日本大震災津波からの復興の現状と課題について報告。福島の代表は、県民の避難や健康状況、河川や沼などに残る大量の放射性物質のことなどを発言しました。

 広島の代表は、今回の土砂災害は、本来宅地にしてはいけない崖などを都市計画区域に緩和して被害を大きくした「人災・都市型大規模災害」だと強調。どの自治体でもおこりうる災害として「広島ショック」が広がっているとのべ、被災支援の運動を強めたいと語りました。

 福島県浪江町の馬場有町長が「震災から3年、町の現状と復興の道のり」と題して講演しました。

災害対策全国交流集会の参加者 福島被災地を視察・・時間止まったまま 原発だめ

(写真)ガレキ置き場近くで献花する参加者=11月14日、福島県浪江町
(写真)ガレキ置き場近くで献花する参加者=11月14日、福島県浪江町

 「災害対策全国交流集会2014」の参加者30人が14、15の両日、バスで東日本大震災と原発事故による放射能被害で住民の避難が続く福島県富岡町、浪江町を視察しました。再生エネルギーを活用するとりくみも見学しました。

 避難指示解除準備区域もある富岡町。JR富岡駅周辺の住宅地は、壁や玄関は壊れたままでした。地震と津波被害の復旧は手つかず。人の気配はなく、静まりかえっていました。

 浪江町に入ると、あちこちの道路が封鎖されていました。震災がれきの分別作業場では、ダンプカーが行き交っていました。参加者は、海岸近くの献花場で手をあわせていました。

 兵庫県から参加した女性(55)は、「時間が止まって死んだような町の状況をみて驚きました。放射能汚染で戻れない住民のことを考えると悲しくなる光景です」と語りました。

 東京都から参加した男性(73)は、「震災直後に訪れた時に見た衝撃を忘れかけていましたが、当時を思い起こしました。原発はだめだとつくづく感じました」と話しました。

 次に視察したのは、再生エネルギーとして地熱温泉熱を活用する土湯温泉(福島市)です。大震災のとき震度6強の揺れに襲われ、旅館が倒壊するなどの被害を受けました。地元有志は11年10月に土湯温泉復興再生協議会を立ち上げ、地熱発電、小水力発電などを通じて資源活用と新産業をつくる取り組みをすすめています。

 街づくりのために立ち上げた「元気アップつちゆ」の加藤勝一社長は、「被災してエネルギーの考え方が百八十度変わりました」と振り返りました。発電施設は来年7月に完成し、旅館を含めた土湯温泉町が消費する電力の半分をまかなえる予定です。

(「しんぶん赤旗」2014年11月16日より転載)

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