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原発事故・いわき市民訴訟 元の生活に戻して・・福島地裁支部 原告が訴え & 川内原発 1400人異議申し立て

 国と東京電力に原状回復と損害賠償を求めたいわき市民訴訟の第8回口頭弁論が11月12日、福島地裁いわき支部でありました。

 原告側は、いわき市の中山間地でシイタケやナメコなどを栽培してきた高萩民雄さん(66)と佐藤一雄さん(70)が意見陳述。

 高萩さんは原発事故後は、シイタケやナメコの栽培は一切していないことをのべて原発を再稼働させたり、輸出したりするという国の間違った方向に抵抗したいと訴えました。

 佐藤さんは原発事故後の3年8カ月間は、心の晴れない生活を送ってきた、早く元の生活に戻してほしいと訴えました。

 

川内原発 1400人異議申し立て

 原子力規制委員会が新規制基準に適合しているとした九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の設置変更許可について、約1400人が行政不服審査法に基づく取り消しを求め異議を申し立てしたことが分かりました。11月12日の定例会合で規制委が明らかにしました。

 川内原発の許可への異議申し立ては初めて。異議申し立ての審理は今後、規制委で行われますが、規制委はこの日の会合で審理を非公開で行うことを決めました。

 規制委によると、申し立ては今月7日。異議申し立て書によると、許可取り消しを求める理由は、規制委が東京電力福島第1原発事故の真相解明より基準作成と審査を優先させたことや、避難計画の妥当性・実効性を確認していないなどとしています。また、異議申し立てに際し、口頭意見陳述を求めています。

(「しんぶん赤旗」2014年11月13日より転載)

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