東北電力は30日、不具合のあった機器の交換作業のため発電を停止していた女川原発(宮城県)2号機の原子炉を起動させたと発表しました。 東北電によると2号機では、原子炉格納容器内に設置している水素濃度検出器4台中2台に不
きょうの潮流
東京電力・福島第1原発の敷地内には、タンクが1000基以上あります。前に構内を取材した際、高さ12メートルのタンクが林立する状況に驚きました▼タンクにたまっているのは汚染水(アルプス処理水)です。東電は、海洋放出の目的
川内原発、二審も住民敗訴/福岡高裁
九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)を巡り、火山の影響評価などに問題があるとして、住民らが、再稼働を認めた原子力規制委員会の設置変更許可の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が27日、福岡高裁でありました。松田典
柏崎刈羽原発 検査結果報告/新潟県技術委が会合
東京電力柏崎刈羽原発の安全管理に関する新潟県技術委員会は25日に会合を開き、重大事故時などに使う衛星電話の故障が相次いだ問題で、東電から対策結果の報告を受けました。 同原発7号機では、昨年11月から今年1月にかけて緊
原発ゼロへ決意新たに/新潟駅前 金曜行動600回目

なくそう原発・新潟市民ネットは22日、新潟市の新潟駅前で600回目の金曜行動を実施、33人が参加しました。「13年間運動してきたが、原発ゼロが実現できず残念。決意新たに声を上げ続けよう」などの声があがりました。これまで
原発事故時 避難ムリ/東海第2廃炉へ 茨城大集会

日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の廃炉を求め「STOP!東海第2原発再稼働いばらき大集会」(同実行委員会主催)が23日、同村で開かれ約600人が参加しました。 主催者を代表し小川仙月氏は「地域の安全を客観的
原発の新型炉建設 関電調査受け入れ再考を/福島原発訴訟団 福井・美浜町に要望

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団・弁護団は21日、原発の新型炉建設に向けた関西電力の地質調査を受け入れ表明した福井県美浜町に対し、再考を要望しました。中島孝原告団長と服部崇事務局長が同町役場を訪
東海第2原発差し止め訴訟 避難計画は不備だらけ/東京高裁で住民が陳述

日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の運転差し止めを住民が求めている訴訟の控訴審第7回口頭弁論が22日、東京高裁(谷口豊裁判長)でありました。原告側は避難計画の不備などを訴え、日立市の軍司道男さん(77)と、東海
強行2年 海洋放出の中止を/福島・復興共同センター訴え

国と東京電力が福島第1原発事故で発生する汚染水(アルプス処理水)の海洋放出を2023年8月24日に強行してから2年。ふくしま復興共同センターは22日、声明を発表し福島市で海洋放出の中止と抜本的な汚染水対策の早急な実現を
佐賀・玄海原発で内部被ばく/作業員 健康被害から守れ

3団体が九電要請 九州電力玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で5月に作業員が内部被ばくした問題で19日、「原発なくそう!九州玄海訴訟原告団・弁護団」「玄海原発対策住民会議」「原発と放射能を考える唐津の会」の3団体が玄海町で
完了時期公表1年半見送り/東通原発工事で東北電
東北電力は18日、再稼働を目指す東通原発1号機(青森県東通村)の安全対策工事について、完了時期の公表が2027年3月ごろになると発表しました。従来は25年9月までとしていましたが、津波対策の再検討などを行うため、1年半ほ
「原発動かすべきでない」/新潟・長岡 設計技術者が危険指摘

新潟県長岡市で16日、柏崎刈羽原発6号機などの原子炉格納容器の設計技術者だった後藤政志氏を招いた講演会が開かれ、180人以上が参加しました。後藤氏は、実験動画や資料も使い、原発の設計や重大事故対策の欠陥を指摘し「原発は動
原発新設撤回求めよ 生業訴訟原告団ら福島県に要請

「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団・弁護団は5日、内堀雅雄知事に対し、関西電力の原発新設方針撤回の表明を求めて福島県庁で要請を行いました。日本共産党の神山悦子県議が同席しました。 中島孝原告団
原発の新設許すな/大阪・関電本店前 市民ら緊急行動

関西電力が美浜原発(福井県)の新増設に向け、中断していた地質調査の再開を発表したことに抗議する緊急行動が2日、大阪市中之島の関電本店前で行われました。主催は「老朽原発うごかすな!実行委員会」。駆け付けた多くの市民が「原
回収のデブリ燃料成分最多/福島第1原発
日本原子力研究開発機構(JAEA)は7月31日、東京電力福島第1原発2号機から初めて回収した核燃料(デブリ)を分析したところ、核燃料の主成分であるウランが多くを占めたと発表しました。原子炉内の部品に含まれる元素の割合も
自然エネこそ推進を 福井・美浜町/原発新設の動きに緊急抗議

関西電力が新しい原発を建設するため、同社の美浜発電所(福井県美浜町)で地質調査を再開すると発表したことに対し、県内外の住民が30日、同社の原子力事業本部前(同町)に集まり、緊急の抗議行動を実施しました。「老朽原発うごか
泊原発3号機 基準適合/規制委 防潮堤・テロ対策なお6270億円
原子力規制委員会は30日、北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)について、再稼働の前提となる新規制基準に「適合している」とする審査書を正式に決定しました。規制委による適合と判断された原発は18基目です。 規制委は4月に
女川原発乾式貯蔵「同意するな」/宮城県などに市民団体
東北電力が女川原発(宮城県女川町、石巻市)に設置を計画する乾式貯蔵施設をめぐり、原発問題住民運動県連絡センターなどの市民団体が25日、宮城県、石巻市、女川町に署名を提出し、東北電力の事前了解に同意しないよう求めました。
原発新設撤回求めよ/福島県知事に共同センター

関西電力が22日に福井県美浜町の美浜原発で原発の新設に向けた地質調査を開始すると発表したことを受け、ふくしま復興共同センターは25日、関西電力に強く抗議し撤回を求めるよう、内堀雅雄知事宛てに緊急に申し入れました。構成団
主張 原発の新規建設/福島事故を忘れてはならない
石破茂自公政権が第7次エネルギー基本計画に盛り込んだ「次世代革新炉の開発・設置」が具体的に動きだしました。関西電力が福井・美浜原発での新規建設のため地質調査を始めることを明らかにし、九州電力も新規建設を検討するとしていま