「彼は高浜原発3、4号機増設の貢献者であり、同時に闇の部分にも関与した。モンスターのような存在になってしまった」。3月14日、大阪市内で開かれた関西電力第三者委の記者会見。但木(ただき)敬一委員長は高浜町元助役の森山栄
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視標「関電第三者委の調査報告書」・・属人的な運営踏襲の悲劇
関西電力の第三者委員会が3月14日に公表した調査報告書で、少なくとも以下の点が明らかにされた。まず第一に、福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)からの多額の金品提供に関して、自己顕示欲を満足させるための「権威の誇示」や
県職員が元助役、関電と旅行・・金品受領第三者委報告 元県幹部「宴席も」
高浜町の元助役森山栄治氏(故人)と関西電力の幹部、福井県職員が、過去に一緒に旅行をしていたことが関電の金品受領問題を調査した第三者委員会の報告書で明らかになった。3者による懇親会があったことも福井新聞の取材で判明した。
関電 高浜の土地、高額購入・・87年 県の了解経緯「不透明」
関西電力が1987年、高浜原発3、4号機の温排水を巡り、高浜町内の港運会社が所有する土地について、鑑定額を4億5千万円上回る約11億円で購入していたことが関電第三者委員会の報告書で判明した。取引には当時、町の助役だった
【表層深層】発注前協議が常態化 関電金品受領報告書・・森山氏、原発協力 癒着の原点
関西電力第三者委員会は金品受領問題の報告書で、高浜町の元助役森山栄治氏(故人)と関電との癒着が始まった原点として、原発事業への貢献の数々を指摘した。いずれも1970~80年代にさかのぼるが、その後も原子力事業本部の上層
ゆがんだ「地元重視」 関電金品受領報告書 「びっくりするような話持ってこい」・・森山氏、強引な要求次々
関西電力役員らの金品受領問題を調査してきた第三者委員会は、高浜町の元助役森山栄治氏(故人)の要求に応じた関連企業への工事発注や情報提供を便宜供与と認定した。「地元重視」の名の下で強引な要求が繰り返され応じ
関電、元助役要求で便宜 工事発注、関係企業へ・・金品受領第三者委報告 75人に3.6億円
関西電力役員らの金品受領問題を調査した第三者委員会(委員長・但木(ただき)敬一元検事総長)は3月14日、大阪市内で記者会見し報告書を発表した。金品を渡していた高浜町の元助役森山栄治氏(故人)からの要求に応じ、関電が森山
※原電が断層データ書き換え・・敦賀2号審査、規制委が批判
原子力規制委員会は2月7日、原子炉建屋直下に活断層があると指摘されている日本原子力発電の敦賀原発2号機(福井県)の審査会合で、原電が提示した地質データに不適切な書き換えがあると指摘した。審査の根幹に関わる問題だとしてこ
福井県議、カラ出張44回か・・政務活動費280万円受給/塩浜工業が加担?
福井県の石川与三吉県議(89)=自民=が2013〜16年度に44回、現地に足を運ばないカラ出張を繰り返し、政務活動費計約280万円を不正に受給した疑いがあることが7日、分かった。石川氏は共同通信の取材に「現地に行ってい
小泉防災相 原発30キロ圏にヨウ素剤・・住民事前配布を自治体へ要請/本県 「配布対象要件明確に」
原発などの事故の際に甲状腺被ばくを防ぐ医薬品「安定ヨウ素剤」について、小泉進次郎原子力防災担当相は2月4日、施設から30キロ圏内の住民にも積極的に事前配布するよう、関係する24道府県に要請したと発表した。原子力災害対策
遠州灘海底 地震の痕跡・・4、5万年200回の発生
海洋研究開発機構と産業技術総合研究所、東京大学などの研究グループは1月29日、地球深部探査船「ちきゅう」で掘削した遠州灘海底堆積物から過去4万~5万年の間に約200回の地震があったことを示す痕跡を発見したと発表しました
南海トラフ 3メートル以上の津波今後30年以内 東海から四国高確率
政府の地震調査委員会(事務局文部科学省)は1月24日、南海トラフ沿いで今後30年以内にマグニチュード(M)8~9級の大地震が発生した際、海岸での津波の高さが3メートル以上、5メートル以上、10メートル以上になる確率をそ
※除染進むも… 日常と非日常、混在・・ルポ福島第1原発の今(下)
日本記者クラブ取材団の一員として入った東京電力福島第1原発(1F=イチエフ)の廃炉現場。事故から8年9カ月がたち、広大な敷地の96%は軽装で過ごすことができ、巨大な工事現場という印象を持った。しかし、原子炉の近くでは全
※巨大タンク群 処理水どこへ行く・・ルポ福島第1原発の今(上)
東日本大震災で過酷事故を起こし、廃炉作業が進む東京電力福島第1原発に、日本記者クラブ取材団の一員として(2019年)12月上旬に入った。最も取材団の関心を集めたのが円柱形の巨大タンク群だ。中には汚染水から大半の放射性物
関電の原発マネー不正還流を追及する学習集会を開催・・12月15日、敦賀市あいあいプラザ/藤野保史衆院議員を講師に
原発問題住民運動福井県連絡会と原発住民運動福井・嶺南センターは12月15日午後2時から、藤野保史衆院議員を迎えて、「関電の原発マネー不正還流を追及する学習集会」を福井県敦賀市あいあいプラザで開催します。 藤野氏は衆院
太陽光発電の買い取り・・11月から、固定価格買取制度が順次終了
おはようニュース問答 晴男 11月から、固定価格買取制度が順次終了するって話題だけど、どういうこと? 秋平 屋根などに設置した太陽光発電パネルをよく見るだろう。 晴男 そうだね。 秋平 その電気を自家用に使った残
地産地消エネルギー 災害時にどう役立つ?・・停電でも息子とシャワー /千葉・睦沢町 被災者に温泉無料開放
台風・豪雨災害が続き、大規模停電が被害を広げました。地産地消のエネルギーは災害対策として、どのように役立つのでしょうか。千葉県睦沢(むつざわ)町の道の駅の事例と、東京都江戸川区のNPOの取り組みから見えてきたのは…。
地産地消エネルギー 災害時にどう役立つ?・・太陽光売電→自宅活用学ぶ/ 東京・江戸川区 “NPOと行政 連携必要”
東京都江戸川区では10月、NPO法人「足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ(足温ネット)」が、災害時に太陽光発電を活用するためのワークショップを開きました。 「千葉県で大規模停電が起き、昨年は北海道地震で長期
沖縄・辺野古新基地予定地の西側・・豊原地区に活断層の痕跡/立石・新潟大名誉教授が調査
太平洋にせりだした沖縄県名護市辺野古崎西側の対岸、半円形の台地の一角。集落を見下ろす先人たちが眠る墓地・聖地のある小高い丘の側面に、県民の強固な反対の民意を無視して政府が強行する、辺野古米軍新基地建設の実現性を大きく左
辺野古は「もんじゅ」と同じ道・・何兆円もの税金がムダに/普天間基地も返還されない
「夢の原子炉」。高速増殖炉「もんじゅ」は、かつてそう呼ばれていました。使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料で発電し、使用した以上の核燃料を生み出す―。 しかし、技術的な困難さからゆきづま