関西電力の原発で27年間、配管の点検などに従事し、悪性リンパ腫を発病した下請け労働者(62)が、このほど神戸西労働基準監督署で労災認定されました。申請から1年、認定を勝ち取った男性は「福島で作業している人たちにも、国は対
しんぶん赤旗
被災者いま言いたい・・重すぎる個人の負担
新しく住宅を再建する桜井達郎さん(64)=福島県新地町=津波で、自宅が全壊流失しました。いま生活している仮設住宅は、畳やトイレ、壁などが老朽化してきました。 この仮設でも、移転を希望している人は多い。住宅と生業(なりわい
ホントゲエ?収束宣言・・原発ゼロヘコンサート/福島・いわき
福島県いわき市を中心に活動するフォークグループ「いわき雑魚塾」の「東日本大震災3でれすけ原発CONCERT」が3月23日、同市の勿来(なこそ)市民会館で開かれました。 「でれすけ」とは「ばかたれ」の意味。東京電力福島第1
“福島に生きる”果物の里 忘れ得ぬ誇り・・果樹農家 澁谷節男さん(66)
福島県伊達郡国見町の澁谷(しぶや)節男さん(66)は、モモ、リンゴ、あんぽ柿作りに誇りを持っています。「苦労の連続。原発について考えた3年だった」。東京電力福島第1原発事故は、果樹作りの誇りをぶち壊しました。 国見町は
国・東電の不法行為問う・・原発事故いわき訴訟 伊東達也原告団長に聞く
福島県いわき市民が国と東京電力を相手に原発事故被害の完全賠償を求め、「元の生活をかえせ・原発事故被害いわき訴訟」に取り組んでいます。3月19日の第4回口頭弁論では、第1次原告の4人が意見陳述しました。伊東達也原告団長に、
「地層処分」の技術報告書案・・経産省作業部会
経済産業省の地層処分技術作業部会(委員長・杤山修原子力安全研究協会研究所長)は3月20日、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物を地中に埋める「地層処分」技術に関する報告書案をまとめました。処分場に適した地域は
原発低レベル廃棄物 56基で49・6万立方メートル・・再稼働・新設でさらに増
東京電力福島第1原発を含む全国の原発56基を廃炉にした場合、地中に埋めて処分する必要がある低レベル放射性廃棄物が電力各社の見積もりで計49万6000立方メートル以上になることが3月21日、経済産業省資源エネルギー庁への時
汚染水対策 投資が不足・・東電社長に規制委
原子力規制委員会の田中俊一委員長は3月20日、東京電力が昨年(2013年)11月に示した福島第1原発緊急安全対策について広瀬直己社長と面談し、進捗(しんちょく)状況の報告を受けました。田中委員長は東電が廃炉事業を社内分社
温暖化考えるシンポ・・環境NGO気候ネットが開催
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は3月25日から横浜市で第38回総会・第2作業部会を開き、温暖化の影響や適応策(対策)などを報告します。開催を記念して21日、環境NGO気候ネットワークが同市で温暖化を考えるシンポ
“福島に生きる”「おいしいな」を励みに イチゴ農家 蒲生誠市さん(38)
「トリプルの災害に見舞われた」と頭を抱えるのは、福島県田村市でイチゴや菜を栽培する蒲生誠市さん(38)です。 ■三重の災害直面 東京電力福島第1原発事故による放射能被害、福島県産農作物への風評被害、そして2月に降った大
原発もうやめよう・・官邸前行動/笠井氏・吉良氏参加・スピーチ
首都圏反原発連合(反原連)は3月21日、94回目となる首相官邸前抗議行動を行いました。原発を恒久化して再稼働に突き進もうとする安倍内閣に対し、「川内原発再稼働反対」などのプラカードを手にした1500人(主催者発表)の参加
川内原発 3万年前に火砕流到達・・姶良カルデラ噴火 九電が試算
九州電力は3月19日の原子力規制委員会の審査会合で、鹿児島県の姶良(あいら)カルデラで約3万年前に起きた大規模な「破局的噴火」による火砕流が川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)敷地にも到達していたとする再現計算の結果を
汚染水が地下浸透か 福島第1 100トン流出タンク
東京電力福島第1原発で、タンクからせき外へ高濃度の放射性物質を含む汚染水約100トンが流出した事故で、東電は3月19日、タンク近くの観測用井戸で採取した地下水からストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リッ
アルプス運転停止 浄化水タンクに汚染水流入・・東電失態、防止策機能せず
福島第1原発で、汚染水から放射性物質を取り除く装置「ALPS(アルプス)」の除去性能が低下し運転を停止した問題で、浄化処理済みの水をためたタンク21基に高濃度の汚染水が流れ込み、最大で1万5000トン規模の汚染水が増加し
住まい奪わないで・・原発事故避難者 都と懇談
「故郷に安心して帰れる日まで、今の住まいを奪わないで」・・。東京電力福島第1原発事故で福島県から東京都へ避難している人だちなどでつくる「キビタキの会」(寺島暁会長)は3月19日、安定的な住まいを求め東京都と懇談しました。
原発のウソ エネルギー計画案⑥・・企業の節電限界?/反対論は感情的?
企業の節電限界? ポイント ・80年代半ば以降停滞 ・企業まかせではダメ ・50%超の省エネ可能 再生可能エネルギーの普及と並んで、原発依存からの脱出に重要なのが省エネルギーです。なかでも、エネルギー消費の大部分を占める
汚染水浄化装置が全停止・・福島第1
東京電力は3月18日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水から放射性物質を吸着して減らす装置「ALPS(アルプス)」で異常が確認されたため、試運転中の3系統全てを同日午後に停止したと発表しました。原因は調査中で、
「原発ゼロ 県民過半数100万人署名運動」・・ふくしま復興共同センター
ふくしま復興共同センター(代表委員、斎藤富春県労連議長)は3月18日、二本松市で加盟団体・地域センター代表者会議を開き、「原発ゼロ 県民過半数100万人署名運動」の取り組みを交流しました。 同センターの野木茂雄事務局長は
原発のウソ エネルギー計画案⑤・・核燃料サイクル?/世界で導入拡大?
ポイント ・計画何十年も先送り ・毒性強く制御も困難 ・費用は19兆円以上に 核燃料サイクルとは、原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出し、再び発電に利用することです。プルトニウムを高速炉の燃料として使う方法と、プル
「帰村」2年 福島県川内村(下)・・暮らし再建 言半ば
「仮設にいられるのはあと1年。その後、村に帰るか帰らないか。結論が出せません」 郡山市の仮設住宅に夫(61)と夫の母(86)と避難している猪狩俊江さん(57)はいいます。 夫は脳こうそくで郡山市の病院でリハビリを受けてい