東京電力は2008年2月、「福島県沖の海溝沿いで大地震が発生することは否定できない」との専門家の意見を受け、8月下旬から6月上旬ごろまで津波高を試算。15・7メートルなどの数値を得ました。当時、吉田氏はこれを担当する原子
しんぶん赤旗
“核ごみ”電力会社保管を・・学術会議報告“再稼働容認できない”
原発の稼働で発生する使用済み核燃料や再処理後の高レベル放射性廃棄物(″核のごみ″)に関して、日本学術会議の分科会は9月25日、再稼働を判断する際、新たに発生する高レベル放射性廃棄物を暫定的に保管する施設を電力会社の責任
改良型で不具合・・アルプス停止 福島第1原発
東京電力は9月26日、福島第1原発の多核種除去設備「アルプス」3系統のうちの1系統でフィルターが不具合となったため、運転を停止したと発表しました。 今回不具合となったフィルターは改良型で、改良型フィルターが不具合を起こ
再稼働阻止 運動広げ ・・官邸前での抗議行動2年半
首都圏反原発連合(反原連)は9月26日夜、「原発ゼロ」「再稼働反対」を訴える首相官邸前抗議行動をおこないました。2012年3月29日に始まったこの行動は2年半を迎えました。1900人(主催者発表)の参加者から「さらに運
最新装置義務づけ「視野の外」・・規制委 委員長代理、原発存続の規制基準
原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長代理は9月24日、規制委が昨年(2013年)7月に制定した原発の規制規準において、欧州などで採用されているコアキャッチアーを規制要求としなかったことに関して、「コアキャッチャー
避難計画 住民納得せず・・市議会川内原発特委 自治会長発言
鹿児島・薩摩川内 鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市議会の川内原子力発電所対策調査特別委員会は9月25日、同市の自治会から初めて提出された、川内原発1、2号機の再稼働同意に反対する陳情について参考人を招き意見を聞きま
国連気候サミット ・・原発も温暖化もない世界こそ
国連の気候変動サミットが開かれ、約160カ国・地域の首脳や閣僚が参加して、2020年以降の温室効果ガス削減の新たな枠組みづくりにむけた交渉の加速を協議しました。新たな枠組みは来年末の気候変動枠組み条約締約国会議(COP
吉田調書が語るもの(10)・・本当は言っていない 9割が第2原発に
※3月15日6時ごろ、大きな衝撃音がして、2号機の格納容器下部の圧力抑制室の圧力計がゼロを示したとの情報が。 -何があるかわからないので、しばらく現場の作業はできない。 「一番重要なのは、放射線量が急激に増加する、格
薩摩川内 再稼働 はがきで問う・・3自治会長「住民投票」呼びかけ
鹿児島県薩摩川内市の3自治会の代表らは9月24日、九州電力川内原発1、2号機の再稼働の賛否を全有権者に問うはがきでの「住民投票」に取り組むことを決めました。呼びかけたのは、川内原発から約10~12キロ圏に位置する三つの
規制庁職員減・・内閣府に移管
原子力規制委員会の9月24日の定例会合で、原子力規制庁放射線防護対策部の廃止や規制庁職員の定員の一部を内閣府へ移管するなどを内容とする内閣府の組織令等の改正政令案が報告されました。 原子力規制委員会設置法附則に基づく
セシウム処理装置停止・・福島第1原発、誤操作で & がれき撤去、来年冬開始
東京電力は9月24日、福島第1原発の高濃度放射能汚染水の処理システムの一つを構成する第2セシウム吸着装置「サリー」が、運転員の誤操作で運転停止したと発表しました。 サリーは、汚染水から放射性セシウムを吸着する二つの装
大幅再値上げの北海道電 社員69人を“ウラ出向” ・・電力事業外の24団体 真下道議が追及
家庭向け電気料金の平均17%超の値上げを申請している北海道電力が、電力事業と直接関係のない24の団体や企業に現役社員69人を出向させ、その給与の一部または全額を負担している疑いがあることが9月24日、日本共産党の真下紀
吉田調書が語るもの(9)・・撤退の検討(つづき)・・東日本壊滅の印象
※3月14日夜から15日にかけて、2号機の原子炉は、消防車によって注水しても圧力が下がらず、危機的な状況が続いていたため、退避を検討していました。 ─協力企業の人たちは帰ったのか。 「廊下にいる人はほとんど帰った」
川内再稼働反対 声上げる・・「原発は犠牲と荒廃もたらす」 & トレンチの止水先送り
東京で大集会大江氏ら訴え さようなら原発1000万人アクションは9月23日、東京都江東区の亀戸中央公園で、川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する「さようなら原発全国大集会」を開きました。「再稼働許
“福島に生きる”町民の命守り不眠不休・・元浪江診療所看護師 今野千代さん(62)
福島市内の借り上げ住宅で避難生活を送る浪江町出身の今野千代さん(62)は、震災後に兄と母を相次いで亡くしました。1年間は遺骨を埋葬することもできませんでした。「この3年半、無我夢中で生きてきた」といいます。  
吉田調書が語るもの(8)・・避難の検討、思い出したくない
※3号機が水素爆発した日の夜。2号機の原子炉の圧力が上昇し、燃料棒が全部露出していると考えられていました。 ─退避などの検討もしなければという話が出ていたか。 「廊下にも協力企業だとかがいて、完全に燃
国に確実な除染求めよ、東電などに完全賠償迫れ・・福島県議会 阿部党県議が質問
福島県議会本会議が9月22日開かれ、日本共産党の阿部裕美子県議が一般質問に立ちました。 阿部県議は、伊達市の市道側溝除染の一部に未施行区間があった問題について、同市の調査委員会任せではなく県独自の解明を求めました。県
「避難できる」の回答なし・・鹿児島・薩摩川内市の全議員に質問状、原発事故で要援護者避難は?
いのちの会 鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市にある九州電力川内原発で過酷事故が起きたときの要援護者の避難計画について、「さよなら原発いのちの会」は9月22日、全市議への公開質問の回答を明らかにしました。要援護 者に
福島原発作業員が重傷・・タンク建設中、鉄パイプ落下/東電発表
東京電力は9月22日、福島第1原発で放射能汚染水を保管するタンクの建設中、鉄パイプが落下して関連企業の40代の男性作業員が重傷を負ったと発表しました。男性は背骨を骨折しましたが、命に別条はないといいます。 東電による
“福島に生きる”継ぐ息子のためにも収束を・・生業訴訟で東電を訴えた林業者 筑井誠さん(61)百合子さん(57)夫妻
福島県猪苗代町で林業を営む筑井(ちくい)誠さん(61)、百合子さん(57)夫妻は「原発事故の完全収束に責任を果たせ」と、国と東京電力に求めています。 生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!福島原発訴訟に、結婚したばかり