安倍晋三政権が狙う川内(せんだい)原発再稼働に反対する「反原発☆渋谷大行進」が12月13日、東京都渋谷区で行われ、3800人(主催者発表)が参加しました。
首都圏反原発連合(反原連)が呼びかけたもので、「原発いらない」「一緒に歩こう」と呼びかけました。コールに合わせて「原発いらない」とつぶやく人やデモに加わる人、沿道で手を振る人など、共感が広がりました。
デモ行進に先立ち、反原連のミサオ・レッドウルフさんは「原発を推進する安倍政権に反対の意思表示をするデモ行進です。川内原発の再稼働は民意を無視するもので、許されない」と訴えました。
7歳と5歳の子どもを連れて参加した、東京都三鷹市に住む男性(43)は「福島の事故以来、子どもたちのためにも日本に原発はいらないと思うようになりました。安倍政権は目先の経済成長のことしか考えていない。未来に無責任です」といいます。
同杉並区から参加した女性(35)は「地震や火山への対策すら不十分、世論調査で過半数の人が反対しているのに再稼働するなんておかしい」。
9歳の娘を連れて参加した同府中市の女性(36)は「原発事故があったのに、原発中心のエネルギー政策なんてありえない」と語りました。
香川県から観光に訪れ、家族4人とデモを見ていた会社員の男性(40)は「放射能は怖い。原発には反対です。デモで反対の意思を示してくれるのはありがたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2014年12月14日より転載)