総選挙開票
第47回総選挙は12月14日投票され、同日夜から開票が進みました。日本共産党は比例代表で公示前の8議席を大幅に上回って2倍を超える議席に伸ばし、躍進を果たしました。2ケタ議席の獲得は2000年の総選挙以来14年ぶりとなります。民意に背き暴走を続ける安倍政権に対する厳しい批判が、共産党躍進という形で示されました。11月の沖縄県知事選の共同の枠組みでたたかった沖縄の4小選挙区では、1区で赤嶺政賢氏が6選。2、3、4区でも当選を確実にし、県民を裏切った自民党の候補者全員が落選しました。日本共産党の小選挙区での議席獲得は1996年以来18年ぶり。
自公で三分の二超
15日午前3時現在で日本共産党は21議席を獲得しました。北海道ブロック(定数8)で畠山和也氏、北陸信越ブロック(同11)で藤野保史氏、中国ブロック(同11)で大平喜信氏=いずれも新=が当選を確実にしました。3ブロックでは03年に議席を失って以降、11年ぶりに議席を回復しました。
北関東ブロック(同20)で塩川鉄也氏が6選、梅村早江子氏が初当選を果たし、前回比1議席増。東京ブロック(同17)では、笠井亮氏が4選を果たしたのに加え、宮本徹、池内沙織両氏が初当選を勝ち取り、2議席増となりました。南関東ブロック(同22)は志位和夫委員長が8選。畑野君枝氏が衆院選で初当選、斉藤和子氏が初当選し、2議席増となりました。東海ブロック(同21)では本村伸子、島津幸広両氏が初当選。勇退した佐々木憲昭氏の議席を引き継ぎ、1議席増を果たしました。近畿ブロック(同29)では、穀田恵二氏が8選、宮本岳志氏が3選。清水忠史、堀内照文氏が初当選を勝ち取り、2議席増となりました。九州・沖縄ブロック(同21)では田村貴昭、真島省三両氏が初当選を果たし、2議席獲得の1議席増となりました(赤嶺氏は小選挙区で当選)。また、東北ブロック(同14)では高橋ちづ子氏が5選を果たし現有議席を守りました。
一方、与党の議席は、参議院で否決された議案を再可決できる3分の2(317議席)に達する模様。
(「しんぶん赤旗」2014年12月15日より転載)