日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉が現実味をおびてきました。政府の原子力関係閣僚会議が「廃炉を含め抜本的な見直しを行う」と表明したからです。もんじゅは、原発の使用済み核燃料を再利用する
Articles by kyou yamamoto
防潮堤の液状化 泊原発も検討へ
北海道電力は10月27日、原子力規制委員会の審査会合で、泊原発(北海道泊村)の敷地前面にある防波堤が大きな地震による液状化で3メートル程度沈下、大きな津波で40メートル程度移動する恐れがあるとしました。 また、津波防
柏崎刈羽原発 液状化の影響がある防潮堤・・東電、申請を取り下げ
原子力規制委員会の新規制基準への適合性審査会合が10月27日に開かれ、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の事故時の対策拠点を防潮堤が液状化の恐れがあるとして変更する問題で、東電は、液状化の影響がある防潮堤を審査の
2度も住まい奪うの?・・原発避難者 支援継続求め請願
院内集会 原発事故被害者の権利確立を求めて発足した「原発事故被害者の救済を求める全国運動」は10月26日、国会内で賠償打ち切り・帰還の強要に反対する集会を開き、全国から約180人が参加しました。 第3期請願署名1
再生エネ 過去最大に・・パリ協定達成へ強化を/15年世界発電量 IEAが報告書
国際エネルギー機関(IEA)は10月25日、風力や太陽光をはじめとする再生可能エネルギーの導入量が2015年に過去最大となり、15年には世界の発電量の23%だった再生可能エネルギーの割合が21年には28%にまで高まると
廃炉費 国民負担増も・・福島第1 経産省試算「年数千億円」
経済産業省は10月25日、東京電力福島第1原発の廃炉費用の負担のあり方と東電の経営改革を検討する「東京電力改革・1F問題委員会(東電委員会)」の第2回会合を開きました。東電福島第1原発の廃炉費用について、溶け落ちた核燃
発見浪江のいいところ・・福島・浪江中で文化祭/ふるさと学習の成果発表
東京電力福島第1原発事故のため、避難先の福島県二本松市で開校している浪江町の浪江中学校(生徒17人)が10月22日、文化祭(秋桜祭)を開きました。生徒たちは総合学習「ふるさと創造学」の成果を報告しました。 1年生は、
“福島に生きる”おびえる生活終わりに・・いわき市民訴訟原告元全気象労働組合副執行委員長 島田栄二郎さん(73)
「アッという間に過ぎた5年間でした」というのは、福島県いわき市在住の元全気象労働組合副執行委員長の島田栄二郎さん(73)です。 ■「役立つ仕事を」 「人に役立つ仕事をしたい」と気象庁で働くことにしたのが19歳の時。定
東電福島第1原発 この一週間
■10月19日 汚染水対策として1~4号機周囲の地盤を凍らせる「凍土壁」(陸側遮氷壁)の山側で、計画的に未凍結としている7ヵ所(計約45メートル)のうち、1、4号機の山側の2ヵ所(計約13メートル)を凍結する方針を東京電
地震活動が活発な地域・・同程度の地震発生の可能性 & ウラン濃縮施設で停電
地震が発生した鳥取県中部地方では、これまでも活発な地震活動が起きています。2015年10月には15日から31日までの17日間に震度1以上を観測する地震が23回発生しました。この中にはマグニチュード(M)4級で最大震度4
関電課長が過労自殺・・労災認定高浜原発審査に対応
関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転期間延長に向け、原子力規制委員会の審査対応に当たっていた関電の40代の男性課長が4月に自殺し、敦賀労働基準監督署(同県敦賀市)が労災認定していたことが10月20日、関係者
志賀原発2号機に雨水流入漏電・・規制庁北陸電に防止策要求へ
北陸電力志賀原発2号機(石川県)で、雨水約6・6トンが流入し原子炉建屋1階に設置してある照明器の分電盤が漏電、ショートしていたことが10月19日わかりました。同日の原子力規制委員会の定例会合で、報告されました。 同じ
“福島に生きる”「忘れないために観て」・・ドキュメンタリー映画上映会に取り組む 堂脇明奈さん(33)
「社会に目を向けるようになった5年間でした」と語るのは、福島県須賀川市でドキュメンタリー映画「大地を受け継ぐ」の上映会に取り組む堂脇明奈さん(33)です。 同市で有機栽培のキャベツを作っていた樽川久志さん(当時64)
原発賠償有限責任化許さない・・国会内で日弁連が学習会
原発事故の損害賠償をめぐる電力会社の責任を、現行の無限責任から限度額を設ける有限責任化の動きに対し、日本弁護士連合会は10月14日、院内学習会を開きました。約80人が参加し、消費者団体の代表らから「有限責任化は容認でき
国挙げ再稼働の音頭“柏崎刈羽動かし東電経営改善”/本末転倒世論に背く東電経営改善・・立石雅昭新潟大学名誉教授の話し
政府は今月(10月)、東京電力福島第1原発の賠償や除染・廃炉費用の国民負担と合わせ、東電の経営改革のあり方の検討を始めました。そのなかで「柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働の遅れ」を東電の経営改革の課題に掲げ、国を挙げて
高浜原発運転差し止め抗告審・・住民側「地裁決定擁護」で陳述
大阪高裁 高浜原発3・4号機の運転差し止め仮処分の維持を認めた大津地裁異議審決定(7月12日)を不服として、関西電力が申し立てた抗告審の第1回審尋が10月13日、大阪高裁で開かれました。 審尋(非公開)のあと住民側は
ケーブル35年交換せず・・施設火災で東電「漏電引火の可能性」
東京都内の約58万6000戸に影響が出た大規模停電で、原因とみられる火災が発生した埼玉県新座市の東京電力施設内のケーブルについて、東電が設置から約35年間、一度も取り換えていないことが10月13日、同社への取材で分かり
柏崎刈羽原発/事故時対策拠点を変更・・東電再稼働急ぐ姿勢示す
東京電力は10月13日、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)に関する原子力規制委員会の審査会合で、事故時の対策拠点を3号機原子炉建屋内に設置するとしていた当初方針から、6、7号機に近い5号機原子炉建屋内に変更すると報告しま
東電施設火災・・一時36万戸停電
10月12日午後2時55分ごろ、埼玉県新座市の東京電力関連施設で火災が発生したと110番がありました。東電によると、午後3時半ごろ東京都内で停電が発生。同3時39分時点で約36万7000戸が停電となりましたが、同4時2
原発ゼロへGO・・新署名福島切り捨て許さない
東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から5年7ヵ月の10月11日、全労連、全日本民主医療機関連合会などでつくる原発をなくす全国連絡会は、「ふくしまの復興と原発ゼロをめざす大運動」キックオフ集会を東京都内で開きました。