東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒がいじめを受けた問題で、生徒が通っていた小学校の当時の校長や担任らが3月24日、生徒と保護者に面会し、初めて直接謝罪しました。
同席した保護者の代理人弁護士や市教委によると、謝罪したのは市教委健康教育・人権教育担当部長と当時の校長、副校長、4年と5年時の担任、学校教育事務所長の計6人。面会は横浜市内で3時間行われました。
終了後、生徒は代理人に「本当に話が聞けて良かった」と明るい表情で話したといいます。保護者は代理人を通じ、「学校はもちろん、教育委員会までもが、当時はいじめや重大事態の定義を全く理解していなかったという発言を聞いて衝撃だった。何とも言えない感じがしているが、一定の理解はしたい」とコメントしました。
(「しんぶん」赤旗2017年3月26日より転載)