東京電力は12月2日、福島第1原発1~4号機の海側にある観測用井戸(1—16)から、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり110万ベクレル検出されたと発表しました。11月28日に採取された分で
東電が資料提出拒否・・生業訴訟 裁判所決定に従わず
国と東京電力に対して原状回復と損害賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟で、裁判所から提出を求められた津波に関するシミュレーション結果など一切の資料について東電は提出に応じられないとする回答をし
「原発推進」へ米側も圧力・・「原発ゼロ」を願う世界の人々への挑戦
原子力発電所の再稼働、および輸出は、日本の財界だけでなく米側の要求でもあります。 日米の大企業の代表が集まる日米財界人会議は、50回目となった会議をワシントンで開催。11月15日に採択された共同声明は、「エネルギー源とし
東電再稼働に固執・・原発問題住民運動連絡センター交渉で批判
原発問題住民運動全国連絡センターは12月2日、東京電力、電気事業連合会、原子力規制委員会に原発再稼働、輸出をしないこと、非常事態にある汚染水問題への取り組み強化などを求め交渉しました。 交渉では、東電など三者とも東京電力
汚染水処理開始できず・・福島第1 浄化装置 薬液漏れる/日・トルコ協定・・114団体が反対
東京電力は12月1日、福島第1原発で汚染水の放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS(アルプス)」1系統で薬液がにじみ出るトラブルが見つかり、汚染水処理を始められない状態になったと発表しました。 同原発では現在、3系統ある
原発も秘密法も反対・・東京パパ・ママ・子どもがデモ
秘密は戦争の始まり。なにが秘密なの?どうして秘密なの?・・。「パパママぼくの脱原発ウォーク・in武蔵野・三鷹」が12月1日、東京都武蔵野市内でありました。プラカードを特った市民ら500人が参加。「原発反対なら特定秘密保護
福島に生きる 営業再開を目指して・・ラーメン店店主 高木光雄さん(70)
「サケの遡上(そじょう)する小高で暮らしたい」。東京電力福島第1原発事故から2年9カ月、福島県南相馬市で避難生活を送る高木光雄さん(70)は、望郷の思いでいっぱいです。 親しまれた店 小高川には水しぶきをあげながら遡上す
最賃で働く除染労働者 暴力団介入の常態化告発・・福島で建設研究交流集会
第20回全国建設研究・交流集会が11月24、25日、福島市で行われました。建設産業に携わる公務・民間労働者や研究者など370人が参加。「憲法を活かして大震災・原発災害からの復興を」をテーマに地域建設産業の発展に向けて活発
再稼働反対運動前進を・・原発問題住民運動全国連絡センターが総会
原発問題住民運動全国連絡センターは12月1日、東京都内で第27回全国総会・交流集会を開き、「『原発再稼働反対』運動の前進と『原発・核燃料サイクルからの撤退』の合意形成へ」という方針を確認しました。15都道県から、30人が
伊方原発「とめまっしょい」・・松山 四国・全国から8000人
「福島を忘れない」「伊方の稼働を許さない」―。「再稼働の一番手」に狙われている四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働を許さないと訴える「NO NUKES(ノーニュークス)えひめ」(主催「伊方原発をとめる会」)が12月1
原発事故の証言集完成・・元NHKディレクター根本仁さん(65)
福島市に住む根本仁さん(65)は、東京電力福島第1原発事故が起きたときに「今 度こそ原発をとめなければならない」という強い決意をしました。 根本さんは、1971年、大学を卒業してNHKに入りました。最初に赴任したのが長崎
使用済み燃料移送・・4号機から22体 完了/原子力機構、「もんじゅ」活断層改めて否定
東京電力は11月30日、福島第1原発4号機原子炉建屋から取り出した用済み燃料22体を、別建屋にある共用プールに格納する作業が完了したと発表しました。2011年3月の事故後、強い放射線と熱を放つ使用済み燃料が原子炉建屋から
津波、風化させたくない・・震災遺構が伝える「あの日」
保存めぐり議論つづく 東日本大震災の被災地で、震災遺構の保存の是非が問題になっています。津波を風化させない意味がある一方、保存には自治体に財政負担が生じ、「もう見たくない」という声も。そんななか、市民の力を生かして保存す
福島第1 汚染地下水くみ上げず 東電タンク不足、海流出続く
東京電力福島第1原発で放射性物質に汚染された地下水が海に流出している問題で、東電は11月28日、2号機と3号機の間で予定していた地下水のくみ上げを当面行わないと発表しました。「タンクの空き容量が少ないため」と説明していま
「原発ゼロ」が国民の声 再稼働は許さない・・官邸前行動
首都圏反原発連合(反原連)は11月29日、首相官邸前で原発に反対する抗議行動を行いました。東京電力福島第1原発の放射能汚染水流出が続いているのに、原発再稼働へ突き進む安倍晋三首相。2400人の参加者(主催者発表)は「原発
規制委 ベント手順の提出要求・・柏崎刈羽原発 審査の論点示す
原発の新規制基準への適合性を審査する原子力規制委員会の審査会合が11月28日開かれ、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6、7号機の審査に当たっての論点を示しました。重大事故の際、格納容器の破損を防止する排気装置
きょう官邸前行動・・反原連
首都圏反原発連合(反原連)は11月29日、午後6時から8時まで、原発に反対する首相官邸前抗議行動をおこないます。官邸前、国会正門前、国会正門前北側(ファミリーエリア)の3ヵ所にスピーチコーナーを設置します。この日は、全国
伊方原発稼働させない ノーニュークスえひめ1万人集会・・12月1日、松山へ全国から
「原発なしで暮らせるふるさとにしたい」「福島を忘れるな! 伊方を稼働させない!」・・。12月1日に開かれる「NO NUKES(ノーニュークス)えひめ 1万人集会」を成功させようと、四国を中心に全国の取り組みが広がっていま
秘密保護法案の「テロ対策」 旧動燃の内部資料・証言で判明・・労組・職員監視の口実に
商業用原子炉や核燃料の開発を行っていた旧動力炉・核燃料開発事業団(動燃、現・日本原子力研究開発機構)では1970年代、「テロ対策」を口実に幹部職員が警察と結託して職員を監視・調査し、労働組合の切り崩しや活動家の分断工作を
15年までに各国削減目標、日本の逆行にNGO批判・・COP19が示したもの
国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議(COP19)が11月11~23日、ポーランドの首都ワルシャワの国立競技場を会場にして開かれました。課題を残しながらも、最終的には全会一致(コンセンサス)によって合意文書を採択し、