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震災・原発事故どう向き合う・・民研交流集会 教育実践を議論

活発な討論が行われた全国教育研究交流集会の分科会=1月26日、東京・法政大学
活発な討論が行われた全国教育研究交流集会の分科会=1月26日、東京・法政大学

民主教育研究所(民研)の第22回全国教育研究交流集会(東京の民主教育をすすめる教育研究会議=東京民研=が共催)は2日目の1月26日、東京都千代田区の法政大学で九つの分科会を開きました。

第1分科会「〈3・11〉が問いかける課題と教育実践」では、東日本大震災や原発事故とどう向き合い、どのような教育実践をすすめるかを議論しました。

福島県南相馬市の小学校教師、白木次男さんは作文や詩、日記を通して、困難な中にある子どもたちの思いを引きだしている実践を報告。「地域を見つめ直し、この先の社会をどう生きていくのかを子どもと一緒に探っていきたい」と語りました。

東京都の小学校の家庭科教師、海野りつ子さんは、家庭科の授業で子どもたちが震災の日の体験を交流し、地震の仕組みや放射性物質について学んだ上で、災害に備えてどんなものを準備したらいいかを話し合い、自分用の「防災リュック」を考えて発表しあった実践を報告しました。

東京民研理科部会の西田昭司さんは、同部会で文部科学省の放射線教育の副読本を批判的に検討し、授業でも使えるように工夫してつくった『「放射線副読本」をどう教えるか』という冊子について紹介しました。

青森県国民教育研究所の寺田肇所長は、原子力施設が集中している下北地方で、地域の人々や学校を回って進めている「〈環境と地域〉教育調査」について報告しました。

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