日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 柏崎刈羽原発の対テロ秘密文書/東電社員が関係者にメール 規制委が明らかに

柏崎刈羽原発の対テロ秘密文書/東電社員が関係者にメール 規制委が明らかに

東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で東電社員がテロ対策に関する秘密文書を保管場所から持ち出すなどの不適切な取り扱いをしていた問題で、原子力規制委員会は24日、4段階ある安全上の重要度で、下から2番目に低い、「白」と暫定的に評価しました。また、同じ社員が会社貸与のスマホで秘密文書の一部を撮影し、社内の関係者16人にメールで送信していた事実も明らかにしました。

 不適切管理をしていた社員は1人で、核物質防護管理者や情報管理責任者に指定されていました。本社に勤務していた社員は2020年、定められた手順を守らずに秘密文書を持ち出して本社内で複製。その理由について、柏崎刈羽原発で発覚したIDカード不正使用問題で「原子力規制庁から問い合わせが増えることを想定し、正確に回答するため」と社員は説明しているといいます。

 社員は21年、本社から同原発に人事異動になった際、自宅や転勤先アパート、コンビニなどに秘密文書をバッグに入れて持ち出しました。その後、発電所内で無断で複製し、無施錠の引き出しに保管。25年には秘密文書をスマホで撮影し、社内関係者にメールで送信していたことが、監視カメラの録画映像で確認されました。

 今回の不適切な取り扱いについて規制庁は、社員の個人判断による意図的な不正行為であり、核物質防護管理者や情報管理責任者の立場を利用した組織的なものではないとしています。

(「しんぶん赤旗」2026年2月25日より転載)