1月24日の原子力規制委員会の新基準への適合性審査会合は、東京電力柏崎刈羽原発、北海道電力泊原発、関西電力高浜、大飯原発の地震関係の審査をしました。
新基準は基準地震動(想定される最大の揺れ)を策定する際、敷地ごとに震源を特定する地震動とともに、過去の地震を参考にした震源を特定しない地震動も評価するように求めています。
関電は震源を特定しない地震動について、2000年の鳥取県西部地震(マグニチュード6・6)を参考にし、高浜、大飯原発では同地震規模の地震を考慮する必要はないと結論づけました。
規制委は、もっと原発近傍での地震を参考にするべきだなどと指摘。議論は平行線に終わり、再度、考え方を整理することになりました。