東京電力は1月30日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)1号機の原子炉格納容器下部で見つかった水漏れ箇所で流れ出ている水量が1時間当たり最大3・35トンと推定した結果を発表しました。
漏水箇所は昨年(2013年)11月に、カメラを積んだ船を使って発見されました。格納容器下部にはドーナツ型の圧力抑制室があり、格納容器上部とベント管という配管でつながっていますが、漏えい箇所はベント管近くの配管。
1号機には、炉内の溶融した核燃料を冷やすため、1時間当たり4・4トン注水しています。東電は、水漏れ箇所から流れ出ている量が注水量より少ないため、他からも水漏れがあるとして、引き続き別の配管などを調査するとしています。