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川内避難計画「不可能」発言・・市民団体 鹿児島県知事に抗議

 鹿児島県の川内(せんだい)原発(薩摩川内市)の再嫁備に反対する市民団体は、伊藤祐一郎知事が原発30キロ圏内の要援護者の避難計画のうち10キロ〜30キロ圏内の策定について「不可能」「作らない」と発言したことに対して6月17日、抗議と申し入れをしました。

 申し入れたのは、「原発ゼロをめざす県民の会」(井上森雄筆頭代表委員)、「さよなら原発いのちの会」(堀切時子代表)、「原発建設反対連絡協議会」(鳥原良子会長)の3団体です。

 知事発言は、13日県庁前で1000人が参加した再稼働反対を求める集会の直後、記者団に要援護者の避難計画について問われ、「10キロまでは作るが、30キロまでの計画は現実的ではない」などと答えたものです。

 各団体の代表らは、「施設や自治体職員が要援護者の避難計画策定に努力している中、命を軽視した発言。極めて不適切だ」と厳しく抗議しました。

 申し入れは、▽放射性物質の拡散が及ぶ250キロ圏内の自治体全てに避難計画を指示する▽避難計画策定が「不可能である」と認識するならば再稼働を認めるべきでない・・などを知事に求めています。

 日本共産党の井上勝博薩摩川内市議、まつざき真琴県議らが同席しました。

(「しんぶん赤旗」2014年6月18日より転載)

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