九州電力川内(せんだい)原発1、2号機の再稼働を阻止しようと6月14日、鹿児島県薩摩川内市の原発ゲート前で、全国と県内から駆けつけた220人が集会を開きました。13日に1000人以上で知事や県議会に再稼働反対を求めた鹿児島県庁前での行動集会に参加した人たちが、薩摩川内市に結集し、連帯したものです。
参加者は、「命と大地を放射能から守れ」と書いた横断幕やノボリを立て、北海道や福井、愛媛、佐賀など原発立地自治体の取り組みをリレートーク。「川内原発再稼働反対!」「いのちが大事」とコールて、アピールしました。
薩摩川内市の「さよなら原発いのちの会」の井上勝博氏(日本共産党市議)は、同会が呼びかけている再稼働を問う市民アンケートで80%以上が再稼働に反対していることを紹介。ルポライターの鎌田慧さんは、28日の東京での川内原発再稼働反対集会の成功で「鹿児島とともに大決起したい」と表明しました。
集会では、13日に伊藤祐一郎知事が「要援護者の30キロ圏内の避難計画策定は不可能。10キロ圏内はつくる」などとのべたことに批判の声が上がりました。日本共産党の、まつざき真琴県議は「県民の命を預かる知事として不適格だ」と厳しく批判しました。
かごしま反原発連合有志の岩井哲代表らが、再稼働しないよう求める瓜生道明・九電社長あての申し入れ書を手渡しました。
(「しんぶん赤旗」2014年6月15日より転載)