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福島第1沖6キロ 最大で2000ベクレル測定・・海底土セシウム

 原子力規制委員会は6月13日、2013年度に行った東京電力福島第1原発両辺などの海底土に含まれる放射性物質濃度の調査結果を公表しました。同原発沖6キロ付近で、半減期約30年のセシウム137が土1キログラム当たり最大2000ベクレル測定されました。規制委は「基準値がないので評価は難しいが、今後も継続的に調査を行う」と話しています。

 調査結果によると、同原発沖4キロ付近では、セシウム137が土1キログラム当たり1000ベクレルを超える場所が約20ヵ所。海底のくぼ地に堆積しやすい傾向が見られたといいます。水産庁などが行った12年度の調査結果と比べても、全体的な傾向としてセシウム137の濃

度分布に大きな差はありませんでした。

 一方、仙台湾に注ぐ阿武隈川河口の東2・5キロ、南2・3キロ付近では、セシウム137が土1キログラム当たり2700ベクレルと他の海域より高くなっていました。ただ、濃度は年間で大きく変動していないといいます。

(「しんぶん赤旗」2014年6月15日より転載)

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