東京電力福島第1原発の事故後の対応に従事した後、甲状腺がんを発症した東電社員の40代男性について、富岡労働基準監督署(福島県広野町)は12月16日、労災と認定しました。原発作業での放射線被ばくによる甲状腺がんの労災認定
原発
原発ゼロの日本へ㊤ 再稼働路線破たん・・設備・監視態勢の脆弱ぶり明らか

日本共産党第27回大会決議案は、安倍政権の原発再稼働路線の行き詰まりと、その矛盾がさまざまな形で噴き出していることを示し、原発輸出や再稼働路線を中止して「原発ゼロの日本」に本格的に踏み出すしかないことを明らかにしていま
「ALPS」4カ所漏水・・福島第1汚染 水建屋内に
東京電力は12月17日、福島第1原発の汚染水の放射性物質濃度を下げる処理設備「ALPS」(アルプス)で漏水が見つかったと発表しました。漏えいしたのは配管の弁とみられ、4カ所に上るといいます。 10月には別のALPSで
東電福島第1原発 この1週間・・核燃料(デブリ)を冷却するための注水量を段階的に減
■2016年12月12日・・東京電力は、11月22日の福島県沖地震で福島第2原発2〜4号機の便用済み核燃料プールからあふれ出た水量を合計約478リットルだったと修正。これまで約485リットルとしていましたが、2号機原子炉
英での原発建設支援・・日本政府 日立などに1兆円
政府が、日立製作所などの日本企業が英国で受注した原発建設に対し、政府系金融機関を通じた資金支援を検討していることが分かりました。国際協力銀行(JBIC)や日本政策投資銀行が原発の建設や運営を行う現地法人に投融資する案が
廃炉・賠償費 国民に押し付け・・賠償2・4兆円「託送料金」上乗せ/福島原発事故 経産省会議「中間とりまとめ」了承

大きく膨らむとされる福島第1原発事故の廃炉・損害賠償費用や、それ以外の原発の廃炉費用の一部をさらに国民負担にする問題を検討してきた経済産業省の有識者会議は12月16日、「中間とりまとめ」を了承しました。今後、国民への意
福島第2原発 使用済み核燃料プールなど視察・・党国会議員団が調査

日本共産党の国会議員団は12月16日、東京電力福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)を調査しました。石崎芳行・福島復興本社代表、石井武生・同原発所長らが応対しました。 調査団は、3号機原子炉建屋やタービン建屋に入り、重
「原発再稼働やめろ」・・反原連 首相官邸前で抗議

首都圏反原発連合(反原連)は12月16日夜、226回目の首相官邸前抗議を行いました。原発推進のために、廃炉や事故・賠償費用を国民に押し付ける仕組みづくりを狙う安倍晋三政権に、参加者は「再稼働やめろ」「安倍はやめろ」とコ
東海再処理施設・・安全対策を確認 規制委
日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県)の廃止に向けて原子力規制委員会は12月14日の定例会合で、資金計画や廃止措置計画の詳細を明確にする必要があるとして、安全対策の妥当性を廃止措置計画認可の枠組みで確認してい
“国民負担に転嫁”の方向・・東電委提言案 料金高止まりも
経済産業省は12月14日、東京電力の「経営改革」などを検討する非公開の有識者会議「東京電力改革・1F回題委員会」(東電委員会)を開き、東電に送配電事業や原子力で他社との共同事業体を早期に設立するよう求める提言案を示しま
福島第1 原子炉注水低減・・水処理の余裕確保へ
東京電力は12月14日、福島第1原発1号機で溶けた核燃料(デブリ)を冷却するための原子炉への注水量を段階的に減らし始めたと発表しました。注水量低減で、放射能汚染水の発生量を抑制し、建屋滞留水の処理の促進を目指します。
「組織として相当欠陥」・・規制委員長 原燃報告で
日本原燃の濃縮工場(青森県六ヶ所村)で見つかった放射性廃棄物の管理の保安規定違反について、同社副社長をトップとする担当部署が、対策が終了していないにもかかわらず、終了したとする虚偽の内容の評価書を作成し、社長に報告して
“電気料金への上乗せ”原発廃炉・賠償費 市民が反対集会

原発の廃炉や事故・賠償費用の一部を送電線使用料(託送料金)に上乗せして原発を持たない「新電力」や消費者に負担させようとしている問題で12月14日、国会内で反対集会が開かれました。主催は原子力市民委員会や市民電力連絡会な
廃炉へ人員の集中を・・衆院委 高橋氏ただす

日本共産党の高橋千鶴子議員は12月8日の衆院震災復興特別委員会で、東京電力による福島第1原発の廃炉作業で相次ぐ人為ミスは、「過酷事故につながりかねないものだ」と指摘し、「廃炉、事故収束作業への人員の集中が必要だ」と求め
“共同の歩み”原発依存からの転換・・衆院議員・比例北陸信越ブロック 藤野保史さん㊤

日本の原発の半分が集中する北陸信越ブロック(長野、新潟、富山、石川、福井)。2014年12月、木島日出夫さん以来、11年ぶりの日本共産党衆院議員として当選した藤野保史さん(46)の初質問は、原発問題でした。 「『原発
福島 原発ゼロに・・「100万人署名」行動

原発再稼働を止め、福島切り捨て政治を転換するため、国と東京電力が責任を果たすことを求める「100万人署名」行動が12月12日、福島市のJR福島駅前通りで取り組まれました。ふくしま復興共同センターの呼びかけです。 参加
生業訴訟 2陣提訴・・原発事故で福島地裁/原告計4200人
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団(中島孝団長)は12月12日、第2陣提訴を福島地裁に行いました。同訴訟は、東京電力福島第1原発事故で居住地や生活を奪われたとして、福島県内外の避難者らが国と東電
自主避難者への住宅提供打ち切り Q&A
2011年の東京電力福島第1原発事故に伴い、避難指示区域以外から避難した「自主避難者」への住宅無償提供が来年3月末で打ち切られようとしており、避難者が継続を求めて運動を続けています。 Q 自主避難とはどういうことです
電力総連が原発署名 再稼働 もんじゅ活用… 集会で気勢・・社内で回覧

電力会社の労働組合である電力総連が「原発再稼働の促進」「もんじゅ活用」「原子力規制行政の刷新」などを求める署名を全国の加盟単組の組合員に呼びかけていることが10日までに、本紙の調べで分かりました。労働者らからは「電力総
東京福島第1原発・・この1週間
■12月3日 「凍土壁」(陸側遮水壁)で、計画的に未凍結にしていた山側7ヵ所のうち2ヵ所の凍結を始めました。原子力規制委員会が2日、認可していました。 ■4日 午後10時40分ごろ、1~3号機の使用済み核燃料プールの冷却