原子力規制委員会の田中俊一委員長は1月4日、複数の発電所の審査が終盤にさしかかり、審査と検査を並行して進めなければならないことや廃棄物の処分にかかる規制の整備と「極めて多様で忙しい年になる」との年頭所感を示しました。
また、昨年12月に四国電力伊方原発が立地する愛媛県を訪問した際、地震や複合災害時の避難計画などに対する住民の不安が大きかったことに触れ、「原子力災害対策指針の意図を正しく受け入れてもらうには、さらなる努力が必要であることを痛感した」と述べました。今年9月に田中委員長は、任期の5年を迎えます。
(「しんぶん」赤旗2017年1月5日より転載)