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福島第2廃炉を要請・・内堀知事、改めて東電社長に

 東京電力ホールディングスの数土文夫会長と広瀬直己社長は12月6日、福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事と会談しました。内堀知事は福島第2原発の全基廃炉を改めて要請。これに対し、広瀬社長は「県民の声を受け止め、しっかり検討して判断する」と述べるにとどめ、明確な返答を避けました。

 会談で内堀知事は「福島県民の強い思いは、県内原発の全基廃炉だ」と強調。福島県議会は昨年12月に、福島第2原発の全基廃炉を求める意見書を全会一致で採択し、国会や政府に提出しています。

 また広瀬社長は、使用済み核燃料の冷却停止などのトラブルが相次いだことを謝罪しました。

 

 川内1号機が営業運転移行 九電

 九州電力は12月6日、昨年12月8日に運転を再開した川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で10月から続けてきた定期検査が終了し、営業運転に移行したと発表しました。

 川内原発2号機は昨年12月16日から定期検査に入り、現在停止中。九電は2月27日に発電を再開し、3月24日に営業運転に復帰させる予定だとしています。

(「しんぶん」赤旗2017年1月7日より転載)