経団連は今月、電力政策に関する提言を発表しました。高コストになっている原子力について、脱炭素化をめざしていくうえで「必須の電源」「不可欠のエネルギー源」などと位置づけ、原発再稼働の取り組みの強化や原発の新増設、最長60
原発
原発推進 石炭温存 政府案 世界の流れに逆行・・「パリ協定」に基づく長期戦略
政府は4月23日、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」に基づいて策定する長期戦略案を示しました。原発を「安定的に進めていく」として、再稼働など原発推進を鮮明にしています。 パリ協定は、世界の平均気温上昇を産業革
原発事故の被害者支援 継続求め 署名9万5518人分・・暮らし・健康 なお深刻
「原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会」は4月24日、衆院第1議員会館で集会を開き、東京電力福島第1原発事故の被害者支援の拡充・継続などを求める請願署名9万5518人分を国会議員らに提出しました。 集会では
テロ対策施設 未完成なら規制委、原発停止求める・・川内は来年3月期限
原子力規制委員会は4月24日の定例会合で、新規制基準で設置が義務づけられている原発のテロ対策施設の工事が期限までに完成しなかった場合、運転中の原発は停止を求めること、期限の延長は行わないことを確認しました。 規制委
原発特重施設 未完なら原子炉停止を・・弁護団声明 期限内の完成を要求
新規制基準で原発に設置が義務付けられているテロ対策施設について関西、九州、四国などの電力会社が、原子力規制委員会に完成期限の延長などを求めている問題で、脱原発弁護団全国連絡会は4月23日、東京都内で会見し規制委に毅然(
「原発廃炉には技術継承」…? 専門家「全くの嘘」・・ほとんどの技術、他業種に
日本の原発輸出計画がすべて行き詰まり、国内での原発新増設も見通せない中、政府をはじめ原子力を推進する業界やマスコミは、原子力技術の維持・継承や、人材の育成が課題だなどと声を上げています。安全維持や廃炉を担う人材も不足し
福島に生きる 福島市 野口ルミ子さん(31) 原発ゼロの選択を
福島市に住む野口ルミ子さん(31)は、東日本大震災と福島第1原発事故のとき、市内の特別養護老人ホームで働いていました。地震発生時は、研修で市内の結婚式場にいました。信号が止まり余震が続くなかで、何とか自宅にたどりつきま
福島第1 廃炉に特定技能外国人・・東電が方針、国も追認 人権問題と批判の声
専門用語の壁 危険 坂本恵・福島大学教授の話 特定技能制度が国会で議論されていた時から、外国人が福島第1原発で廃炉作業に従事させられる事態を懸念していました。 問題の一つは、建設現場が、大きな労災を含め事故やケガをし
電力3社 原発テロ対策間に合わず・・基準不適合で停止の可能性
関西、九州、四国の電力3社は4月17日、原発の新規制基準で設置が義務づけられた航空機衝突などのテロ対策施設「特定重大事故対処施設」について、設置期限に間に合わないとの見通しを原子力規制委員会との意見交換会で示し、期限延
火山灰想定引き上げ・・関電3原発 規制委、停止は求めず
原子力規制委員会は4月17日、関西電力の福井県にある美浜、大飯、高浜の3原発での大規模噴火が起きた場合に降る火山灰の最大層厚について従来の想定を引き上げ、対策の必要性についても検討する方針を決めました。規制委は今後、関
福島原発3号機 廃炉の困難さ象徴
事故発生から8年。使用済み核燃料プールに貯蔵している燃料の取り出し開始にこれほどの長期間を要したことは、原発事故の深刻さと廃炉の困難さを象徴しています。 1、2号機のプール内にも核燃料が残っているほか、1~3号機の原
事故の反省ないのか・・反原連が官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は4月12日、首相官邸前抗議を行いました。経団連は原発の再稼働、建て替え・新増設、運転期間40年を超えた原発の運転延長などを要求する提言を公表。参加者は、「事故の反省もないのか」「利益しか考え
原産協会「あつまれ! げんしりょくむら」/「無神経すぎる」 批判殺到、HPから削除
「日本原子力産業協会」(原産協会)が開設した「あつまれ!げんしりょくむら」と名乗ったホームページに対し、ツイッターで「無神経過ぎる」などの批判が殺到。原産協会は4月12日、「不適切な表現があった」として削除しました。
原発回帰狙う原子力業界・・低炭素押し出す 信頼回復の議論なし
4月9、10の両日、東京都内で開かれた原子力産業の業界団体、日本原子力産業協会(原産協会)の年次大会。原発輸出をはじめ原発推進路線が行き詰まりを見せている中で、「低炭素電源としての原子力」などを理由に原発回帰をねらいま
福島に生きる 元国鉄労働者 佐藤輝道さん(71) まささん(69)夫妻 避難すべきか悩み…
福島市に住む佐藤輝道さん(71)、まささん(69)夫妻は「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の原告です。 「3・11」のとき、生後1カ月になる孫たちがいました。放射能の影響が心配でした。「避難すべきか
再処理工場費用 電気代に転嫁ダメ・・九電に「原発ゼロ・熊本の会」
原発再稼働を強行してきた九州電力に「原発ゼロ・熊本の会」が緊急時対策や使用済み核燃料処理について3月までに質問していた問題で4月9日、同社は熊本市の九電熊本支社で回答しました。 質問は緊急時対策所(棟)建設の遅れや太
経団連「原発提言」・・破綻した道にしがみつく異常
財界団体の日本経済団体連合会(経団連)が「日本を支える電力システムを再構築する」と題する提言を発表しました。原発再稼働への取り組み強化をはじめ、新増設の推進を国に求めるなど“原発依存社会への逆戻りのすすめ”というべき内
きょうの潮流
福島第1原発事故の被害者訴訟の集会で「とんでもない」と怒りの声が上がりました。東京電力が原発建設を中断している青森県東通(ひがしどおり)村に寄付を申し出たからです。18年度分として2億円を決めました▼寄付と同時に、同村
福島に生きる 保育士 鈴木直子さん(52)・・子どもの未来守りたい
福島市渡利にある、さくら保育園で働く保育士・鈴木直子さん(52)は子どもの頃「保育所で育ったことが保育士になった動機」でした。「すてきな先生がいた」からです。 あこがれて保育士になった鈴木さん。東日本大震災と東京電力
選挙で原発ノー示そう・・反原連が官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は4月5日、首相官邸前抗議を行いました。統一地方選の前半戦が最終盤を迎えるなか、参加者は「地域の選挙から“原発いらない”の意思を示そう」と声をあげました。 首相官邸前と国会正門前では、コール