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フクシマを忘れない・・長野・飯田 原発ゼロへアピール & 島根原発の稼働中止訴え・・松江 党県議団、市議団が宣伝 & 原発事故終わっていない・・大分 九電前でスタンディング

フクシマを忘れない・・長野・飯田 原発ゼロへアピール

 長野県飯田市で3月11日朝、「フクシマを忘れない」「脱原発」をアピールする行動に35人が参加しました。アピール行動は「3・11フクシマを忘れない実行委員会」の呼びかけです。

 スタンディングに選んだ場所は、毎週金曜日の朝、アピール行動を継続している交差点。通勤の車が多く通る場所でアピールしようと計画しました。「3・11フクシマを忘れない」の横断幕を用意し、「原発ゼロ」などのボードも掲げました。

 参加した近藤健さんは、知り合いから「いつもより大勢でやっていたね」と声をかけられたとし、計画していた学習会は集会自粛で中止したがみんなでアピールできてよかった、と語りました。

 通行する車からは手を振っての声援もありました。


島根原発の稼働中止訴え・・松江 党県議団、市議団が宣伝

 東日本大震災・福島第1原発事故から9年の11日、中国電力島根原発が立地する松江市では、日本共産党の尾村利成、大国陽介の両島根県議、橘祥朗、吉儀敬子、田中肇の市議団、吉井安見・県委員が宣伝し、「原発ゼロの安全・安心の島根」の実現への決意などを訴えました。

 尾村県議は安全な原発などあり得ず、何度も不正、不祥事を続ける中電に原発を動かす資格はないと強調し、「引き続き国や県、中電に島根原発の稼働中止を求めていく」と述べました。

 大国県議は増え続ける放射能汚染水処理の解決など福島原発事故はいまだ収束していないとし、「事故を終わったことにし、原発再稼働を無責任に推し進める安倍政権は一日も早く終わらせよう」と呼びかけました。

 市議団は「災害から国民の命とくらしを守る政治を実現するために力を尽くします」と語りました。


原発事故終わっていない・・大分 九電前でスタンディング

九電支社前でスタンディングをおこなう島田さん(右)ら=11日、大分市

 福島原発事故から9年目の11日、大分市の九州電力大分支社前では原発事故直後からの9年間のほぼ毎日、「原発廃炉」を訴えて同支社前でスタンディングを続ける島田雅美さんらが8時間にわたる「集中スタンディング」に取り組みました。

 市内外から駆けつけた市民らが島田さんと並んで立ち、「3・11を忘れない」「福島は終わっていない」「子どもらの未来を守ろう」などと書いた手づくりのプラカードを掲げてアピールしました。

 島田さんらの行動に市民から「がんばって」の声援や車のクラクション、手を振って共感が寄せられました。

 この日、通算3146日目のスタンディングとなった島田さんは、今もなお5万人近くが避難生活を余儀なくされている実態にふれ「多数の命だけでなく暮らしも故郷も未来をも奪われた。国、電力会社はただちに廃炉を決断すべきです」と訴えました。

(「しんぶん赤旗」2020年3月12日より転載)