東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から9年の3月11日、被災地では「あの日を忘れない」と追悼の碑に手を合わせ、献花する人たちの姿がたえませんでした。 福島県浪江町請戸の大平山霊園は、福島第1原発から5キロに位置し
原発
福島第1原発事故9年・・核燃料取り出し難航
東京電力・福島第1原発の事故発生から9年。3号機では昨年、炉心溶融(メルトダウン)を起こした1~3号機の原子炉建屋では初めてとなる使用済み核燃料プールからの燃料取り出しが始まりました。しかし当初計画から4年以上の遅れと
国と東電に賠償命令・・北海道避難者訴訟 請求を大幅減額/札幌地裁
東京電力福島第1原発事故で福島県から北海道に避難した被害者253人が、精神的苦痛を受けたとして国と東電に対し約42億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3月10日、札幌地裁でありました。武藤貴明裁判長は89人に約
きょう「3・11」9年・・避難者なお4・8万人
東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から3月11日で9年。住まいを失い、いまなお避難生活を続けている人は復興庁の調べで約4万8千人(2月10日現在)。原発事故の影響で、避難指示が解除されても故郷に戻れる人は少なく、解
福島・富岡町の一部避難解除・・JR夜ノ森駅周辺
東京電力福島第1原発事故で、福島県富岡町に出されていた避難指示の一部が3月10日午前6時、解除されました。対象は、放射線量が比較的高い「帰還困難区域」内で14日に全線で運転再開するJR常磐線の夜ノ森駅周辺。同町の帰還困
3・11原発事故から9年 福島県立博物館特集展・・「震災遺産を考える」
餓死した牛たちを思い「無念」の碑を建てた牧場主。避難所で子どもたちのために臨時学級をつくった教員…。2月から始まった福島県立博物館の「震災遺産を考える」特集展は、地元の人たちの9年間の苦悩と願いがつまっていました。 (
東日本大震災9年・・国の責任で強力な支援 今こそ
未曽有の大規模広域災害となった東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生からきょうで9年です。岩手、宮城、福島の被災3県を中心に甚大な被害が広がり、避難の長期化と復興の立ち遅れによって、被災者は今も大きな苦難を抱えて
東日本大震災・福島原発事故9年 被災3県議団長に聞く(上)・・ 福島 神山悦子さん 県民に寄り添う復興を
東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から3月11日で9年。被災地の現状と復興の課題について、福島、宮城、岩手3県の日本共産党県議団長に聞きました。 福島県では避難生活を続けている人が4万人以上(県発表)、実際にはそ
東日本大震災・福島原発事故9年 被災地から(3)・・置き去りの「在宅被災者」 宮城県
いまだ携帯トイレ… 東日本大震災から9年を迎えた今も、被災したままの自宅に暮らしている「在宅被災者」が大勢残されています。復旧以前に実態把握すらされていません。宮城県石巻市の在宅被災者の実情をみました。 実態調査されず
福島原発避難者訴訟 12日判決・・弁護団幹事長 米倉勉弁護士
避難解除後も続く故郷喪失 被害長期化・固定化が進む 東京電力福島第1原発事故から9年。福島県沿岸部の楢葉町、浪江町、大熊町、双葉町、富岡町などの住民が東電に損害賠償を求めた福島原発避難者訴訟(早川篤雄原告団長、216人
東日本大震災・福島原発事故9年 被災地から(2)・・介護需要急増 福島県(下)
国の支援継続が必要 東京電力福島第1原発事故後、周辺自治体で急増した介護需要。福島県葛尾(かつらお)村の馬場弘至副村長は「周辺自治体は同じ悩みを持っている」と語ります。介護保険サービスの給付費増大と、それに伴う介護保険
ベルリン 福島に連帯 反原発デモ
【ベルリン=伊藤寿庸】東京電力福島第1原発事故から9年を前に、ベルリンのブランデンブルク門前で3月7日、反原発を訴える集会が開かれました。参加者は自然エネルギーを象徴する手作りのかざぐるまを手にデモ行進しました。 ベ
東日本大震災・福島原発事故9年 被災地から(1)・・介護需要急増 福島県(上)
長引く避難生活で… 東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から3月11日で9年。暮らしは、生業(なりわい)は――「被災者の今」を現地から報告します。 原発周辺自治体では、事故後、介護の必要な人が急増し、高止まりの状況
原発のない社会めざす・・びわこ集会に500人 滋賀
滋賀県大津市で3月7日、「原発のない社会へ 2020びわこ集会」(実行委員会主催)が開かれました。500人が参加し、関西電力の原発マネーの徹底究明や「原発ゼロ基本法」の成立を求める集会アピールを採択しました。 呼びか
原発 火山モニタリング判断・・規制委部会が「目安」
原子力規制委員会の原子炉安全専門審査会原子炉火山部会は6日、電力会社が実施する火山モニタリングに関して「観測データに有意な変化があったと判断する目安」についての報告書を取りまとめました。規制委が求めた「原子炉の停止等に
福島に生きる 「福島演歌塾」塾長 鈴木勝二さん(68)・・生業返せ 裁判に託す
福島県伊達市月舘町で鮮魚や仕出し、農産物などを扱う総合食品店を営んできた鈴木勝二さん(68)。 「新鮮でおいしい店」と評判でした。近隣の全村避難となった飯舘村、一部避難となった川俣町などの住民も避難先から買いに来るほ
東電関連会社の団交拒否不当・・都労委救済命令 「作業者は労働者」
東京電力の関連会社ワットラインサービスが、業務委託で働く電気メーター交換工事作業者の労働組合との団体交渉を拒否したのは不当労働行為だとして東京都労働委員会は3月4日、救済命令を出しました。作業者は労働組合法上の労働者だ
原発ゼロ実現の政府を・・原発をなくす全国連絡会(全国連絡会)・全労連議長 小田川義和さんに聞く
市民と野党の共同こそ 2011年3月11日に発生した、東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から今年で9年。「原発ゼロ」を求める行動が各地で広がり、国会で野党4党による「原発ゼロ基本法案」の提出に結実しました。市民と野
高浜町長ら18人 授受・・原発マネー調査委報告 元助役との金品
関西電力幹部が福井県高浜町の森山栄治・元助役(故人)から金品を受け取っていた問題で、町が設置した「高浜町元助役関係調査委員会」(委員長・髙辻俊一弁護士)は3月2日、退職者を含む職員18人が森山氏と金品の授受をしていたと
福島に生きる 生業訴訟一陣原告 薄夏江さん(70)・・心からの謝罪と償いを
福島市に住む薄夏江(うす・なつえ)さん(70)は「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第1陣原告です。 2011年3月に起きた東京電力福島第1原発事故の被害者が、13年3月に国と東電を相手に原状回復と