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海に流すな 原発汚染水・・福島の若者 DAPPE

 

青年たちによる汚染水の海洋放出反対デモ行進=26日、福島市

福島県内の若者でつくるDAPPE(ダッペ)は7月26日、福島市で東京電力福島第1原発の汚染水の海洋放出に反対する集会を開き、約50人で繁華街をデモ行進しました。

 DAPPEの久保田亮さん(31)が「この強引な海洋放出に私は反対です。具体的な風評被害対策も示されないまま、『基準値以内に希釈するから大丈夫』と思い込むのは、新たな安全神話の始まりです」と強調。31日まで募集している政府のパブリックコメントに広く意見を届けるよう呼びかけました。

 福島県の漁師が「9年半かけて試験操業から本格操業にまでこぎ着けた。海洋放出はその努力を無にする」と怒りの声を上げ、商店経営者が「復興への努力も県民の命運も一切が絶たれる。断固反対です」と訴えました。

 日本共産党の岩渕友参院議員と無所属の金子恵美衆院議員が参加。岩渕議員は「加害者である国と東電が、被害者の国民に対してこれ以上ツケを押し付けるのは絶対に許されません」と訴えました。

 社民党の福島瑞穂党首や立憲民主党、国民民主党の国会議員らも、動画や文書でメッセージを寄せました。

 集会に先立つ25日にインターネット上で行われたツイートデモには全国各地から「#汚染水の海洋放出決定に反対します」といっせいに書き込みがあり、連帯を広げました。

(「しんぶん赤旗」2020年7月27日より転載)