原子力規制委員会は3日「帰還に向けた安全 ・安心対策に関する検討チーム」の第2回会合を開き、放射線量の考え方を中心に議論しました。 政府の原子力災害対策本部が、年間20ミリシーベルトを避難解除の基準とす「検討の視点と具体
しんぶん赤旗
エネルギー自給の村 独東部・・独自に温水供給網 基地跡で太陽光発電
トウモロコシが風に揺れ、小麦畑が広がるドイツ東部のフェルトハイム村。風力、太陽光で電力、バイオガスで温水を自力でまかなうエネルギー自給の村です。首都ベルリンから南西約70キロにある同村を訪ねました。(ブランデンブルク州ト
「復興までの賠償を」・・福島原発避難者訴訟 口頭弁論始まる/福島地裁 いわき支部
東京電力福島第1原発事故でふるさとを奪われ、過酷な避難生活を余儀なくされた福島県双葉町、楢葉町、広野町、南相馬市に住む17世帯39人(第1次)が総額約19億円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が10月2日、福島県いわ
日本原電の異議却下・・使用済み核燃料への影響を評価で
原子力規制委員会は10月2日、原子炉建屋直下の活断層を認定した日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)について、保管中の使用済み核燃料への影響を評価するよう求めた規制委の報告命令に対する原電の異議申し立てを却下しました。
関電の判断に専門家が異論・・規制委 大飯と高浜の審査
原子力規制委員会は10月2日、再稼働の前提となる新規制基準への適合審査会合を開きました。 関西電力は、大飯原発(福井県おおい町)、高浜原発(福井県高浜町)周辺で、海域にあるFO-A断層、FO-B断層と、陸域の熊川断層
東電前 「再稼働ノー汚染水ストップ」・・「汚染水止めろ!」「伯崎刈羽再稼働するな!」
「汚染水止めろ!」「伯崎刈羽再稼働するな!」をスローガンに、「東電解体!東電本店抗議行動」が10月2日、東京都千代田区の東京電力本店前で行われました。原発に反対する四つのグループが共同でよびかけたもの。400人の参加者(
移送先タンクの水 堰内より高濃度・・福島第1
東京電力は10月1日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、タンク周りの堰(せき)内にたまった水を移送中、移送先のタンクから水をあふれさせた問題で、移送先タンク内の水の全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射
柏崎刈羽 再稼働申請「驚き」・・規制委内で、東電の能力疑問視
原子力規制委員会は10月2日の定例会で、東京電力が柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県伯崎市、刈羽村)の再稼働に向けて新規制基準への適合性審査を先月、申請したことを受け、審査を実施することを決めましたが、福島第1原発事故を起こ
活断層調査の総点検を・・井上参院議員 志賀原発周辺を視察
日本共産党の井上哲士参院議員は10月2日、原発の敷地直下や周辺部の活断層の存在が大きな問題になっている北陸電力・志賀(しか)原発(石川県志賀町)周辺を訪れ、調査を行いました。党北陸信越ブロック事務所、石川県委員会の関係者
もんじゅ 不備1万4300個・・原子力機構 機器点検を完了
日本原子力研究開発機構は9月30日、大量の点検漏れが見つかった高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で機器の点検を完了したと原子力規制委員会に報告しました。未点検だった機器は7346個で、手続き上問題があったものを含める
福島第1原発、汚染水4トンあふれる・・別のタンクに誤って移送
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)では10月1日、人為的なミスによるトラブルが相次ぎました。東電のずさんな管理体制が、いまだ改善されていない状況を示しています。 東電は、同原発1号機南西側で汚染水タンクを囲んで
“雨水と判断” 放出へ タンク周囲の水・・規制委で疑問の声 東電基準案
東京電力は9月30日、福島第1原発の汚染水貯蔵タンクの周りを囲む堰(せき)にたまった水を放出する暫定基準案を、同日開かれた原子力規制委員会の汚染水対策検討会合に示しました。 基準は、▽セシウム134は不検出(検出限界1リ
安全欠如 再稼働できない 東電の柏崎刈羽原発 6・7号機 審査申請・・新潟大学名誉教授 立石雅昭さんに聞く
東京電力が9月に柏崎刈羽(かしわざきかりわ)原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6、7号機の新規制基準への適合性の審査を原子力規制委員会に申請した問題で、立石雅昭新潟大学名誉教授に話を聞きました。(松沼環) 東電は、今、全力をあ
原発事故 避難の苦痛で提訴・・兵庫の18世帯、国・東電に
東京電力福島第1原発事故で福島県から避難を強いられ精神的苦痛を受けたなどとして、兵庫県に住む18世帯53人が9月30日、国と東電を相手に総額4億4800万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こしました。 原告は1~74
「新たな安全神話に」・・規制委 1年討論 識者ら指摘次々
原子力規制委員会は9月30日、規制委発足から1年が経過したことを受け、有識者との意見交換会を開きました。田中俊一委員長が報告、討論しました。 会議では規制委が7月に施行した原発の新規制基準が″安全性の保証″として受け取ら
汚染水問題 塩川議員の追及・・首相発言「完全ブロック」 実態と正反対/衆院経済産業委
東京電力福島第1原発の放射能汚染水問題を審議した衆院経済産業委員会の閉会中審査(9月27、30両日)では、「(汚染水の影響は)完全にブロックされている」(安倍晋三首相)とはいえない実態が改めて示されました。国民の税金が汚
汚染水タンクずさん作業 ガムテープでふた、隙間充填材流れる・・福島第1原発 元作業員が本紙に証言
放射能汚染の拡大を制御できない非常事態にある東京電力福島第1原子力発電所事故。その原発で汚染水の貯蔵タンクの組み立て、補修にかかわった元作業員が本紙の取材に応じ、東電、元請けなどによるずさんで無責任な「収束・廃炉」作業の
スマホで地震計・・伊地震学者グループ
スマートフォンを地震計として使えば、被害状況を迅速に把握して救出や救援に役立てることができる−。イタリアの地震学者のグループが9月29日、米地震学会紀要10月号に発表しました。 スマートフォンには、角度に応じて画面の向き
JCO臨界事故14年で集会・・再稼働反対アピール 東海村
1999年9月30日に茨城県東海村の核燃料加工会社JCOで起きた臨界事故の教訓を学ぶ「JCO臨界事故を忘れない、原子力事故をくりかえさせない2013年9・30茨城集会」が9月29日、東海第2原発を抱える同村で開かれました
福島に生きる すべてを元に戻させる・・イチジク生産者 高橋勇夫さん(64)
「定年後の第二の人生をこなごなにされてしまった」。福島市内で加工用イチジクの「ホワイトゼノア」を栽培する高橋勇夫(いさお)さん(64)は、東京電力福島第1原発事故で受けた被害について語ります。 ■泣くに泣けない 設備プラ