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東日本大震災・原発事故3年 被災者 いま言いたい・・復興 国責任を

原発100%安全ありえない・・山木屋仮設自治会会長の廣野太さん(64)=福島県 川俣町=

自宅と田畑に通うことは可能になっています。花卉(かき)栽培については、再開しました。山木屋の風土によって、色彩のいい花に育ちます。でも、経験したことがないような先の大雪で、栽培用ハウスが多数つぶされました。

いま、191世帯380人の山木屋地区の人たちが避難生活を続けています。仮設住宅はカビが多くなってきました。ネズミなどが入ってきて大変です。

34%の人がすぐに帰りたいと望んでいます。帰還する人にも、別の地に行く人にも、住まいや自宅の修理への補償をきちんとしてほしい。山の除染をなんとかしてほしい。次の世代のために、ふるさとを守り続けたい。

放射能で痛めつけられているから、原発再稼働は大反対です。100%安全なんてありえないです。

もっと人間らしく扱って 桑折町駅前応急仮設住宅自治会会長の小澤是寛さん(68)=福島県浪江町=

私は建築関係の仕事をしてきました。仮設住宅はもともと短期間の建物。それを3、4年延ばそうとしています。これは人災なんだから、もっと人間らしく扱えと言いたい。

2年6ヵ月の間に、この仮設で14人が亡くなりました。私も完全に体調を崩してしまいました。公的支援を大いにすすめてほしい。なにをいつまでもたもたしているのか。

戻る場所の浪江町は除染も、インフラ整備もすすんでいません。もとの町に帰れるまでの、第二のふるさとになるような復興住宅の整備を早くすすめてほしい。

放射線量、汚染水漏れなど、原発事故は収束なんかしていません。「原発再稼働」なんて、なにを言っているのかと言いたい。

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