日本原燃は11月16日、2016年3月に予定していた使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の完成時期を18年度上期(4〜9月)に延期することを県や村などに報告し、原子力規制委員会にも届け出ました。稼働の前提となる規
しんぶん赤旗
淡水化装置で汚染水漏れ・・福島第1
東京電力は11月15日、福島第1原発で高濃度の放射能汚染水を処理する設備(淡水化装置R02)から、せき内に汚染水が漏えいしたと発表しました。 東電によると、同日午前9時45分ごろパトロール員が、同装置のR02‐5のポ
自然エネ 地域で活用を・・神奈川 全国フオーラムに350人
自然エネルギーを地域でどう活用するのか——。先進事例を学び交流する「市民・地域共同発電所全国フォーラム2015」(主催・同実行委員会など)が11月13日、神奈川県小田原市の小田原市民会館でありました。14日まで。 全
福井地裁 高浜原発の仮処分異議審が終結・・住民側「全力尽くした」/決定日示さず
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止め仮処分決定(4月)を不服として同社が行った異議申し立てに対する第4回審尋が11月13日、福井地裁(林潤裁判長)で開かれ、審理を終結しました。 住民側は、原発の
重大事故施設の猶予拡大・・規制委方針 再稼働のハードル低く
原子力規制委員会は11月13日、原発の新規制基準の施行から5年(2018年7月)までに設置しなければならないとされた「特定重大事故等対処施設」について、猶予期間をさらに拡大する方針を決定しました。規制を変更する案につい
原子力機構「資質なし」・・「もんじゅ」運転 規制委が勧告
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で多数の機器の点検漏れなど保守管理上の問題が繰り返されたことについて、原子力規制委員会は11月13日、同機構が「もんじゅの出力運転を安全に行う主体として必要
福井 広域避難訓練実施を・・原発問題県連絡会 県に申し入れ
原発問題住民運動福井県連絡会は11月12日、原発から30キロ圏(UPZ=緊急時防護措置準備区域)の住民が参加する広域避難と県外避難先受け入れの訓練を実施するよう県に申し入れました。「プルサーマル」発電を想定した関西電力
柏崎刈羽原発 不適切な敷設のケーブル・・7号機では121本
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)6、7号機の中央制御室床下に敷設された原子炉の安全設備にかかわる信号を伝送する安全系ケーブルで不適切な敷設が見つかった問題で、東電は11月11日、不適切な敷設のケーブルは6号
東芝 原発子会社600億円減損・・米WH 社決算発表時、開示せず
東芝は11月12日、子会社で米国の原発プラント事業大手のウェスチングハウス(WH)が2012年度以降に単体決算で計約13億ドル(約1600億円)を損失にする減損処理を実施していたことを明らかにしました。東芝は「会計ルー
伊方原発 愛媛県の原子力広報施設に四国電力、多額のカネ
四国電力伊方(いかた)原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働に愛媛県の中村時広知事、山下和彦町長が同意しましたが、県や町が独自に設置した原子力広報センターの設立費用や運営費に、同電力が多額の出資をおこない、役員にも名前を連
政府、予算の使途を公開討論・・「もんじゅ」是非 棚上げ
政府は11月11日、中央省庁の事業が効率・効果的に行われているかを公開の場で議論する「行政事業レビュー」を3日間の日程でスタートさせました。対象は原発や地方創生、正社員化、教育、東京五輪など10テーマ55事業。行改推進
「訓練通りいかない」・・伊方原発 要支援者の避難
四国電力伊方原発の事故を想定した原子力総合防災訓練(11月8〜9日)が行われました。寝たきりや介護が必要などの要支援者を想定した避難訓練も初めて実施されましたが、課題は残されたままです。 (砂川祐也、三木利博) 訓練
“福島に生きる”牛たちを夫婦で守った・・酪農家 斉藤憲雄さん(69)房子さん(69)
「けさ子牛が生まれた」。斉藤憲雄さん(69)と房子さん(69)夫妻は福島県東部に位置する川俣町の阿武隈山系で25頭の牛を飼っています。 出産後の母牛の体調が思わしくなく心配です。「原発事故後、牛に異変が起きる例が増え
伊方避難訓練 検証 形だけ・・不安消えず/「再稼働のアリバイづくり」
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の重大事故を想定した原子力総合防災訓練が11月8、9の両日、住民と、国や県、四電など100余の機関が参加して行われました。愛媛県や伊方町は訓練を前に再稼働に同意しています。避難計画に実効
賠償打ち切り許さない 東電・国に被災業者要請・・“被害続く限り賠償は当然”
東京電力福島第1原発事故はいまだ収束せず、避難区域の内外を問わず多数が避難を余儀なくされています。しかし、東電と国は、年間被ばく線量20ミリシーベルト以下を基準に避難指示を解除し、賠償も打ち切ろうとしています。そうした
きょう放送! ドキュメント’15再稼働元年Ⅱ・・原発事故の教訓何も生かせず/日本系 深夜 1:05
8月に再稼働が強行された鹿児島県の川内原発と、先月、再稼働の同意がなされた愛媛県の伊方原発。その地元の今に迫りました。福島第1原発事故後も、何も変わっていない自治体トップや国の姿が浮かびます。 鹿児島県いちき串木野市
原発やめて未来守れ・・反原連が官邸前行動
「原発やめて未来を守れ」「再稼働反対」…。首都圏反原発連合(反原連)は11月6日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。「核燃料サイクル」が破たんし、放射能汚染水漏れなど原発の危険が浮き彫りになっているのに、原発再稼働を推
伊方3号機再稼働 半島部住民“逃げ場ない”・・原発事故と天災重なれば…
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働をめぐって、中村時広知事と山下和彦伊方町長が10月、同意を表明しました。地元の人々は「住民無視で、結論ありきだ」と抗議の声を上げ、再稼働を許さない運動に立ち上がっています。
敦賀2号機 審査申請・・原電 「活断層」原発で初
原子炉直下の破砕帯(断層)が「活断層」とされている敦賀原発2号機(福井県敦賀市)について、日本原子力発電は11月5日、再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査を原子力規制委員会に申請しました。規制委が原子炉直下に「活
「もんじゅ」勧告へ・・存続は有害、ただちに廃止を
20年前に事故を起こし、運転再開の見通しが立たない高速増殖炉の原型炉「もんじゅ」(福井県)に対し、原子力規制委員会がこれまでの運営主体、日本原子力研究開発機構には安全に運転する能力はないと、あらたな運営主体を見つけるよ