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伊方3号機の工事計画認可・・規制委 & 柏崎刈羽原発 審査長期化へ・・規制委

伊方3号機の工事計画認可・・規制委

 原子力規制委員会は3月23日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について、再稼働に必要な許認可の一つで、設備や機器の詳細を記した「工事計画」を認可しました。

 四国電は夏の再稼働をねらっており、週内にも規制委に対し、原子炉起動前の最終手続きとなる使用前検査を申請するといいます。規制委は昨年7月、伊方3号機が「新規制基準を満たす」と判断。地元の伊方町や愛媛県も昨年10月までに再稼働に同意しています。

(「しんぶん赤旗」2016324日より転載)


 

柏崎刈羽原発 審査長期化へ・・規制委

 東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働に必要な審査について、原子力規制庁は3月23日、東電が耐震強度の評価手法に関して必要な準備を行っていないと、原子力規制委員会の定例会合に報告しました。準備には長ければ半年程度かかるといいます。

 柏崎刈羽6、7号機は東電福島第1原発と同じ沸騰水型原発で、同型の中で設備に関して優先的に審査が進められています。審査の申請から2年半近く経過していますが、審査終了までさらに時間がかかる見通しです。

 規制庁によると、今年2月になって、東電が耐震強度の評価を従来とは異なる手法で行うことが判明。東電は資料など審査を進めるための準備をしていなかったといい、「準備に相当の時間を要することが見込まれる」と規制委に報告しました。規制庁によると、準備には数カ月から半年程度かかるといいます。

 一方で規制庁は、耐震強度以外の審査項目についてはおおむね資料が整理されており、他の沸騰水型原発のひな型にできると説明。規制委は、事実上中断していた中国電力島根原発2号機(松江市)や東北電力女川原発2号機(宮城県)など、同型原発の設備審査も並行して進める方針を示しました。

(「しんぶん赤旗」2016324日より転載)