首都圏反原発連合(反原連)は8月23日、首相官邸前抗議を行いました。首相官邸前、国会正門前には「再稼働やめろ」と書いたプラカードなどを手にした参加者がかけつけ、「すべての原発、再稼働反対」「原発ゼロ(基本法案)を審議し
しんぶん赤旗
きょうの潮流
福島第1原発の誘致から事故までの50年を描いた演劇「福島三部作」(東京・池袋で28日まで上演)。その最終章「2011年:語られたがる言葉たち」のアフタートークで一人の女性が声を詰まらせながら言いました。「東京に住む自分
突然、賠償打ち切ったうえ… 東電、被災者に“5500万円返せ”
福島市の夫妻 窮地に 東京電力福島第1原発事故に伴う損害賠償を東電が出し渋る事例が続いています。福島市で農業資材と園芸用品を販売する高橋芳明さん(56)、真奈美さん(56)夫妻の場合は―。(柴田善太) 高橋さん夫妻は
本当の原発コストって?・・龍谷大学教授・原子力市民委員会座長 大島堅一さんに聞く(下)
経済性なし 延命許されず 現時点での既存原発の発電コストを試算してみました。「発電コスト検証ワーキンググループ」の計算方法にもとづき計算しました。 試算の方法は、▽建設費は当時のまま▽追加的安全対策費は原子力規制委員
本当の原発コストって?・・龍谷大学教授・原子力市民委員会座長 大島堅一さんに聞く(上)
膨らむ建設費の反映が必要 経済産業省資源エネルギー庁が「世界では再エネコストが大きく低減」とした資料を今年3月に示しています。一方、政府が「エネルギー基本計画」(2018年7月)で「運転コストが低廉」としてきた原子力は
原発ゼロ 早く決めよ・・反原連が官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は8月16日、首相官邸前抗議を行いました。この日、九州電力玄海原発4号機が定期点検入りし、国内で稼働する原発は6基だけになりました。一方、全国の原発再稼働へ向けた対策費が5兆円を超えることも明
きょうの潮流
ニイニイゼミに交じってミンミンゼミが鳴きだしました。小学校の夏休みの宿題だったか、画用紙にミンミンゼミの水彩画を描いたことを思い出します▼辞書で「宿題」を引くと、家に持ち帰る学習課題のほかに、「後日に解決の残されている
福島に生きる 生業訴訟第一陣原告 石井啓輔さん(76) 孝子さん(77)・・いまも被害続く古里
福島県浪江町赤宇木(あこうぎ)から同県伊達市に避難している石井啓輔さん(76)、孝子さん(77)夫妻は農業、商店、食品加工業を営んできました。同地区は高い放射線量による帰還困難区域で、今も避難が続いています。 家族離れ
原子力使うのは危険・・福島の高校生 独高校で被災語る
【ベルリン=伊藤寿庸】夏休みを利用してドイツを訪れている福島の高校生が8月8日、ベルリンの高校で自らの震災体験を語りました。NPO「アースウォーカーズ」が主催する「福島を伝え、再生エネルギーを学ぶ福島・ドイツ高校生交
放射能被害もう二度と・・反原連が抗議
首都圏反原発連合(反原連)は8月9日、首相官邸前抗議を行いました。74年前に長崎に原爆が落とされたこの日、参加者は抗議行動の前に、放射能によるすべての被害者を思い、放射能の被害が二度と繰り返されないことを願って黙とうし
原発事故 国責任否定・・名古屋地裁避難者訴訟 原告「納得できぬ」
東京電力福島第1原発事故で福島県から愛知、岐阜、静岡の各県に避難した42世帯128人が国と東電に計約14億4000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8月2日、名古屋地裁でありました。桃崎剛裁判長は国の責任について、東電
おはようニュース問答・・東電原発賠償の国指針は改定しないと
晴男 原発事故避難のニュースをあまり見なくなったな。 秋平 そうだね。事故から8年余りを経て、風化しているのかな。 今も帰れぬ人々 晴男 帰還困難区域の人たちは故郷に帰れないままだ。 秋平 2017年春に避難指示
被害に見合った賠償を・・福島県農民連が東電・政府交渉
福島県農民連は8月1日、東京電力福島第1原発事故の被害の実態に見合った賠償を求め、国会内で東電、政府と交渉しました。 農業資材販売店の夫妻が、東電が賠償方法を農家扱いから商工業扱いに切り替えたため、5月に賠償を止めら
裁判の争点明らかに・・東電刑事裁判の短編映画上映
東京電力福島第1原発事故を引き起こしたとして業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣3人の裁判で明らかになったことをまとめた短編映画「東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故」(制作・Kプロジェクト、河合弘之監督)の上
再稼働対策1.2兆円 柏崎刈羽 コスト高は明白・・原発は商業的に成り立たず
新潟大学名誉教授(地質学)・県「原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」委員 立石雅昭さんの話 再稼働をするかどうかとは別に、原子炉が存在し、テロの可能性がまったくゼロではない以上、危険性を除去するという意味で安全対
自宅帰れず車上生活・・仙台高裁 福島原発避難者訴訟の口頭弁論
福島県の沿岸部の双葉町、富岡町、楢葉町、浪江町などの住民が、福島第1原発事故で東京電力に損害賠償を求めた福島原発避難者訴訟(早川篤雄原告団長)の控訴審第6回口頭弁論が7月29日、仙台高裁(小林久起裁判長)で開かれました
「核のゴミ」 「安全に実施」2割台・・地層処分 法人がアンケート
原発の使用済み核燃料の再処理で発生する高レベル放射性廃棄物(「核のゴミ」)の地層処分を行う実施主体である国の認可法人、原子力発電環境整備機構(NUMO)はこのほど、国と共催して昨年度に全国で開いた説明会参加者673人に
私学助成・原発事故・戦争と平和・・高校生 社会への思い語る
全私研 討論終え閉会 滋賀県大津市で開かれている第50回全国私学夏期研究集会(全私研)は29日、2日間27分科会での討論を終え、閉会しました。全私研に参加した高校生らが並行して開いた「全国高校生交流集会」には約100人
原発賠償 国が責任を・・日弁連集会 仲介機能強化など要求
東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発事故(2011年)の賠償をめぐって、日本弁護士連合会は7月27日、東京都内で集会を開きました。 潮見佳男・京都大学大学院教授が講演しました。一連の原発訴訟判決で、平穏生活権など権
福島第2廃炉表明・・原発固執から決別する時だ
東京電力は、福島第2原発(同県楢葉町、富岡町)の1~4号機を廃炉にすると正式に福島県に伝えました。早ければ、今月末の同社取締役会で廃炉を決定する予定です。 2011年3月11日の東日本大震災で大事故を起こした第1原発