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伊方原発差し止め・・伊方このまま廃炉 反原連

「伊方原発このまま廃炉」と声を上げる人たち=1月17日、国会正門前

 首都圏反原発連合(反原連)は1月17日、首相官邸前抗議を行いました。四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について広島高裁が同日、運転を差し止める決定を出したことを受け、参加者は「伊方原発このまま廃炉」と声を上げました。

 東京都豊島区の男性(77)は、「高裁決定は、当然の判断。日本は火山列島で、どこに活断層があるか分からない。全ての原発を廃炉にすべきだ。20日から始まる国会で、『原発ゼロ基本法案』を審議させるために、今日はここにきた」と話しました。

 葛飾区の男性会社員(49)は、「国会召集を前に、良い流れができた」といいます。2017年に広島高裁が同原発3号機の運転を認めない決定をしたものの、後に同高裁の別の裁判長が運転を認めたことから「司法の場だけではなく、政治の場で決着をつけるのが確実な方法だ。国会で『原発ゼロ基本法案』を審議させるため、市民と野党共闘を応援したい」と話しました。

 国会正門前では、参加者らがマイクを握りスピーチしました。

(「しんぶん赤旗」2020年1月18日より転載)